食の分野
大学
食物学科
[管理栄養士養成課程]
人々の健康と幸せを栄養により築き、食から支える専門家を養成する
食物学科では、卒業と同時に栄養士資格、管理栄養士国家試験受験資格、家庭科の教員免許、および栄養教諭免許の4つの資格が取得できます。これらの資格を活かして出身地へ帰り就職し、多くの卒業生が全国で活躍しています。
管理栄養士は“、食”のスペシャリストとして人に寄り添い“食”を通して多くの人と関わり、人々の健康と幸せを支え、生活の質の向上に寄与することができます。そのためには、高度な技術と専門知識、幅広い教養と円滑な対人関係が必要となります。本学では、4年間の専門教育を通じて、栄養管理の実践的な能力を身につけることはもちろん、各出身地での臨地実習を通じて地域社会の問題解決に積極的に貢献することを、めざしています。
免許・資格
取得できる資格
食物学科では、管理栄養士国家試験受験資格と中・高校教員(家庭)、栄養教諭の免許を同時取得できる学科です。
- 管理栄養士
国家試験受験資格 - 栄養士資格
- 栄養教諭
一種免許状 - 中学校・高等学校
教諭一種免許状
(家庭)
就職・進路
2021年度卒業生実績 100%
- 医療機関
- 福祉施設
- 食品関連企業
- 小・中・高等学校
- 官公庁
教育方針
学科長からのメッセージ
近年、高齢化が進む中で「食」への関心が高まり、栄養の観点から健康を支える管理栄養士のニーズがますます高まっています。
本学科では管理栄養士国家試験の高い合格率を長年にわたり継続し、教育に対する高い評価を受けております。それに加え家庭科および栄養教諭の教員免許を同時に取得できるという特長を持っております。多くの卒業生はこれらの資格を活かし、各地の病院、施設、学校、官公庁などで、広く活躍しています。
最近はネット環境の発展などにより、食に関する様々な情報が飛び交っております。中には興味本位だけの誤った情報も多く発信されております。本学科では食に関する基本的な知識から実習などを通した実践的な実力を身につけて、本当の食に関する正しい知識を持ったプロを育てます。
食を通じて世の中に貢献する。そんな夢のある食物学科で学んでみませんか?
食物学科学科長 納庄 康晴 教授
特徴・特色
第37回管理栄養士国家試験の現役合格率95.1%
合格者77名/受験者81名
(全国平均56.6%)
実習・カリキュラム
1年次食品学Ⅰ
食と健康に関する情報は、一般社会に入り乱れていますが、自らの判断で情報の精度を把握し、活用できることを目標としています。授業内容としては、食品中の成分とその特性を理解し、調理や加工、栄養指導に活用できる情報として、また生理機能との関連について体系的に学びます。教科書に基づく講義だけではなく、使える知識として身につけるため、日常接するメディアやネットからの情報共有、「味」や「香り」に関する体験学習もできる限り行います。
2年次栄養教育論 実習Ⅰ
本授業では、栄養教育論および各教科で学んだ知識をもとに、対象者の把握のためのアセスメント方法や栄養教育計画から実施、評価までの具体的な方法を修得します。また、集団を対象とした場合の栄養教育計画に基づいた栄養教育を実践し、管理栄養士として現場で活用できる実践力を身につけます。
2年次給食調理学実習
本授業は、1年次の調理学実習で学んだ少量調理をもとに、大量調理ができるようにするための献立作成や調理方法など、管理栄養士としての給食業務に必要な基礎的マネジメントを修得します。具体的には、利用者の健康を考慮した大量調理ができる献立作成と調理方法を学びます。食材選定や作り方など詳細なレシピを作成し、学生同士で意見交換することで多くの気づきがあります。また、作成したレシピをもとに試作検討を行い、問題点があれば改善して大量調理が可能な献立を作成していきます。
3年次福祉臨床栄養学実習
本授業では、福祉臨床栄養学で学んだ知識をもとに、要支援者・要介護者・障がい者における栄養ケア・マネジメントについて実践的な能力の習得を目標としています。
具体的には、摂食・嚥下障害に対応した嚥下調整食の献立作成や調理、食事の介助方法などを実習で行います。