子どもの発達と教育、支援に関する幅広い視野と高い専門性に加え、
実践力を兼ね備えた教員・保育士を養成する

変化の著しい現代社会では、子どもの成長はわが国の発展にとって重要な課題になっています。一方で、子どもにふさわしくない生活リズムや学習意欲の低下など、教育の危機も叫ばれています。このような状況の中で、大人の責任は子どもが未来に明るい展望を持てるようにすることではないでしょうか。
皆さんがめざしている保育士や幼稚園・小学校の教員は、自分が学び身につけたものをもとに、子どもが人と心を通わせる喜びや学ぶ楽しさを味わえるようにしていく仕事です。それは、私たち自身がさまざまなことを身につけ、自分を磨き、魅力ある人間になることによって初めてできるようになるものです。
児童学科では、子どもに関わる仕事において必要な「力」をつけられるよう、さまざまな角度から取り組んでいます。とにかく子どもが好きで、子どもの成長を援助したいという人、まずは児童学科に集まってみませんか。そして、同じ志の仲間とともに学んでいきましょう。

License & Certificate 免許・資格

小学校教員養成コースで取得できる資格

小学校教員養成コースでは、小学校教諭一種免許状の取得をめざします。
専門スタッフが様々な対策講座を行い、試験合格へ向けてサポートします!

  • 小学校教諭
    一種免許状
  • 幼稚園教諭
    一種免許状
  • 日本心理学会認定
    心理士資格
  • レクリエーション・
    インストラクター資格

保育士・幼稚園教員養成コースで取得できる資格

保育士・幼稚園教員養成コースでは、保育士資格・幼稚園教諭一種免許状の取得をめざします。
専門スタッフが様々な対策講座を行い、試験合格へ向けてサポートします!

  • 保育士資格
  • 幼稚園教諭
    一種免許状
  • 日本心理学会認定
    心理士資格
  • レクリエーション・
    インストラクター資格

Job & Course 就職・進路

2021年度卒業生実績 100%

  • 小学校
  • 保育所
  • 幼稚園
  • 地域福祉団体
  • 幼保連携型認定
    こども園

Educational Policy 教育方針

学科長からのメッセージ

少子化、グローバル化、情報技術革新など社会は急速に変化し続けており、子どもの豊かな成長を支える保育・教育の在り方は日々新たな課題に直面しています。
児童学科では、豊富な実学機会と、発達や心理などを含んだ広範な研究を通して、学生のみなさんが課題の解を見つけて自己実現が図れるよう、個に応じたきめ細かい支援をしていきます。子どもにかかわる分野の優れた専門性と実践力を身に付けたい人、保育・教育を通じて地域社会に貢献したい人、子どもが好きで子どもにかかわる仕事がしたい人、ぜひ児童学科においでください。

児童学科学科長 渡邉 淳一 教授

写真:学科長 渡邉淳一
写真:小学校教員養成コース長 森本太郎

小学校教員養成コース長からのメッセージ

児童学科では、「ボランティア実習」の一環で小学校のクラスをサポートする「スクールフレンド」を実施しています。これは、地元の教育委員会と連携した事業で、生の教育現場を長期にわたって体験する良い機会となっています。この取り組みの中で、自分自身の強みを再確認し、よりブラッシュアップしていきましょう。

小学校教員養成コース長 森本太郎 教授

写真:保育士・幼稚園教諭養成コース長 安田純

保育士・幼稚園教諭養成コース長からのメッセージ

乳幼児期の子どもの変化は劇的なものがあります。それは、身体面、心理面、社会面など様々な側面に現れるものです。子どもと接する職に就きたいと思うとき、それらの変化の様相を学ぼうとする姿勢が必要になります。主体性を持って、自身で学び続けることで、子どもの理解につながり、目の前の子どもたちの姿がよりはっきりと見えてくるようになります。
子どもの笑顔をより引き出せるような教育・保育を展開していくために、常に好奇心を持ち続けることのできる人、そのような人を児童学科は待っています。

保育士・幼稚園教諭養成コース長 安田 純 教授

Course Point 特徴・特色

大学2年次からコースを選択

入学時にコースの希望にもとづいてクラス分けをします。1年間授業を受けて2年次から自分により適したコースを選択します。その際、入学時の希望を変更することも可能です。2年次からはコース別のクラスになります。

  • 小学校教員養成コース
  • 保育士・幼稚園教員養成コース(注)定員50名

Training & Curriculum 実習・カリキュラム

小学校教員養成コース

写真:児童体育。タブレットを見ながら説明する教師と学生の様子
2年次児童体育

この授業では、小学校体育科の運動領域について、実際に身体を動かしながらその指導方法について考えていきます。音楽をかけて準備運動をしたり、ICT機器の効果的な使い方を考えたりしながら、児童が主体となって活動できる授業について、みんなで学んでいます。授業後の学生アンケートからは「運動が苦手な児童も楽しく活動できる授業づくりをしていきたいです。」「タブレットやタイムシフトカメラ等、ICT機器の良さが分かりました。」といった声が挙がっています。感染症対策をしながら楽しく体を動かし、主体的・対話的で深い学びを実現する体育授業を体感しています!(木谷 晋平/講師)

写真:教育相談。生徒がそれぞれの役に扮してカウンセリングの基礎的な演習をしている様子
3年次教育相談

幼児・児童の教育には、子どもの想いや感情、欲求などを子どもの立場に立って丁寧にくみ取るとともに、指導者としての立場から自分の考えや感情、願いなどを適切に伝えることのできる力量が求められます。この力量は、相手が保護者であっても同僚であっても欠かすことのできないものです。
この授業では、学校教育相談学や教育心理学、ソーシャルワークの視座から幼児・児童の発達上の課題や保護者の心情、ならびに教育相談の特徴について理解し、カウンセリングの基礎的な演習を繰り返して、小学校・幼稚園で教育相談ができるための基礎的力量を培います。

写真:教職実践演習。小学校での授業の様子
4年次教職実践演習

本演習では、1年を通し、週1回、津山市および近隣市町の小学校に赴き、児童とともに給食、昼休み、掃除をして過ごした後、5時間目には担任の先生の授業補助、6時間目には算数科の補充学習を受講者自らが担当します。これにより、これまで大学の授業で習得した学習知と、教育実習などで体得した実践知とを、両者を往還する「学びの循環」により統合・進展させていきます。
そして、4月から教壇に立つにあたり、また就職後も継続的な自己研鑽を可能とする使命感や責任感に裏打ちされた確かな実践力の獲得をめざします。

保育士・幼稚園教諭養成コース

写真:授業の様子
4年次子ども家庭福祉

すべての子どもは、より快適に生活できるように配慮されるとともに、人格の主体としてより自分らしく育っていくように配慮されなければなりません。そして、子どもに関する福祉の方策、取り組みは、そのための重要な役割を担っています。この講義では、子ども家庭福祉の思想や理念、基本原理、法律・制度、援助対象と援助の視点などについて、現実に即しながら幅広く学んでいきます。さらに、子どもと福祉をめぐる歴史的な経緯をたどりながら、現在の問題をより広い視点から捉え、解決に向けた方策について自らの考えを持てるようになることをめざします。

写真:授業の様子
2年次子ども理解の理論と方法

保育・教育者には、子どもの心身の発達に関する基礎的知識を土台としながら、今、目の前の子どもの姿を掴み、その子どもの心身の健康な発達を願って、保育や教育を“実践”することが求められます。それは、“単にやって終わり”ではなく、“子どもの姿を把握し、それらをもとに計画・実行し、その結果をもとに振り返り、次の保育・教育へつなげていく”という“実践”でなければなりません。本授業では、心理学・保育教育学における観察法を学び、実際に現場に赴いて観察・記録し、それらをもとに話し合ったり演技したりすることを通して、子ども理解を深めていく方法や力を身につけていきます。

写真:畑など自然体験活動をしている様子
3年次保育・教職実践演習

保育者としての学びは、大学卒業後も続きます。保育者は、自らの課題・現場で生じている課題を考え、解決していかなくてはなりません。そのために、保育・教職実践演習(幼稚園)では、保育・教職に関する「知識」と「実践力」を統合し、自ら学び続ける姿勢や確かな指導力を養います。具体的には、自然体験活動を通して、どのような保育が展開できるかを考え、実践します。さらに、地元の幼稚園などで保育を実践する中で、指導力を養います。その他、学内外講師による講義やロールプレイング、グループによる討論や事例研究、模擬保育などを行い、卒業後に保育者として働く準備をします。

Teacher List 科目担当教員