食の分野
大学
食物学科
[管理栄養士養成課程]
腸内環境を整える食事~食物繊維のすすめ~
2018年12月19日 食物学科
食物学科2年生 後期開講科目「給食経営管理論実習」
第5回目も栄養マネジメント班(管理栄養士・栄養士の役割)責任者のレポートで授業の様子を紹介します。
【学生レポート】1-C班責任者:脇 一志さん(食物学科2年/奈良県添上高出身)
揚げ豆腐のきのこあんかけ
おから入り3色きんぴら
大根とゆずの酢の物
さつまいもの味噌汁
オレンジ寒天
ポイント美作大学食物学科2年生を対象に食物摂取頻度調査(FFQ:Food Frequency Questionnaire)から、食物繊維が不足している学生が多いので、積極的に食物繊維を取ってもらいたいと考えた。
また、今注目されている『腸内細菌の働き』によってもたらされる効果を体感してもらいたかった。
工夫点普段の食生活の中で、『食物繊維』を取り入れてもらうことが目的だったので、献立の食材は全て食物繊維が多く含まれる食材を選択しました。
加えて、おから入り3色きんぴらには「おから」、精白米には「麦」を入れるだけで、誰でも簡単においしく食物繊維を摂取できることを知ってもらい、実践できるように工夫しました。
経験して
感じたこと給食提供までに献立を何度も試作して、改善を重ねました。しかし、給食提供日には、想定外のインシデント・アクシデントがあり、対応に苦労しました。
他にも、給食提供を行う前にも、頭を悩ませる問題がありましたが、班のメンバーと協力し合い、無事に解決することができました。
今後の課題は、実習中に発生したインシデント・アクシデントの発生した原因をみんなで検証して、対策を考えていきます。そして、来年度の特定給食施設での臨地実習に活かしていきたいと思います。
ポイント※不溶性・水溶性の『食物繊維』、それぞれの働きや多く含まれる食材を知ってもらうこと。手軽に摂取できる方法を知ってもらい、実践してもらうこと。
腸内構造をフェルトで作成し、実際に不溶性と水溶性の食物繊維が腸内環境を整えていく様子を表現しました。また、それを用いて、対象者が食物繊維の働きを理解でき、積極的な摂取に繋がるように指導を行いました。
【学生レポート】1-C班責任者:脇 一志さん(食物学科2年/奈良県添上高出身)
※食事中に実施している栄養教育は、提供した献立の意図をより理解してもらうために、食べる人に対して栄養情報の提供として実施しています。
第6回目は、12月21日(金曜)、2-C班による提供です。
【給食経営管理論実習 特定給食施設を想定した大量調理実習の様子】