学科トピックス
短大栄養学科2年生が新日本海フェリーで乗船実習~「船舶料理士」資格取得サポート~
2022年09月06日 栄養学科
美作大学短期大学部栄養学科は2019年より「船舶料理士の資格取得サポート」を行っており、2022年度はサポートの一環として、栄養2年生2名を新日本海フェリー「はまなす」(舞鶴~小樽)の乗船実習に斡旋しました。<新日本海フェリーHPはこちら(外部サイトへ)>
「はまなす」は全長224.5メートルで国内最長のフェリー。旅客定員746名を乗せて1日1便のペースで、京都府の舞鶴と北海道小樽の区間を航行しています。
実習期間は8月8日(月曜)~8月30日(火曜)で、業務内容は、主に船内のレストランで提供される朝昼夕食の仕込み・配膳・提供などを行いました。
学生らは、スタッフの方と積極的にコミュニケーションを取り、栄養学科で学んだ知識や調理技術を活かし、テキパキと業務をこなしました。
食物アレルゲンのことについての旅客からの質問に回答したところ、調理員の方に「さすがだね」と褒められたそうです。
乗船アルバイトを終えた、中原彩花さん(鳥取県倉吉総合産業高校出身)、山根鈴々香さん(島根県松徳学院高校出身)は、「心配していた船酔いも無く、食生活や生活リズムがきっちりしていたので、日々の生活より健康的に過ごせました。従業員の方々が親切で優しく、とても良い環境で働けました。また、従業員スペースは男女居住区域が別れており、部屋も綺麗で過ごしやすかったです。業務では、栄養学科で学んだ知識や、集団給食実習で得た技術が役に立ち、実習が終わる頃には従業員の方より『大変助かった。また手伝いに来てもらいたい』と声をかけていただきました。23日間があっという間で、下船するのが寂しかったです」と話していました。
- 船舶料理士とは
遠洋区域もしくは近海区域を航行区域とする船舶、または第三種(母船式漁業、トロール漁業、捕鯨業、漁獲物の運搬業務、漁業に関する試験・調査・指導・取締り業務)の従業制限を有する漁船で、総トン数1000トン以上の船舶において、その航海中に船員に支給される食料の調理に関する業務を管理する者であり国家資格となります。
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