特徴・特色

食物は、人間が生きていくために必要とするだけでなく、おいしい食物や豊かな食生活は、私たちの生活にうるおいと喜びを与えてくれます。このように「食」は、人生の中で楽しみのひとつでもありますが、私たちが、健康な生活を送るためには欠かすことができないものです。その重要な部分を担っているのが栄養士です。栄養士は、食を通して健康を育むという「食育」に関わり、人々のより健康な生活へと貢献することができる、とても魅力ある仕事です。また、この21世紀においては「食育」の重要性が一層クローズアップされ、栄養士は、ますます注目される職業でもあります。
多くの栄養士を輩出している美作大学短期大学部は、岡山県下で最初の栄養士養成施設認可校で、60年以上の伝統と実績を誇ります。栄養学科の教職員は一丸となって、栄養士に求められる知識と技術を身につけ、自信を持って実社会に羽ばたくことができるように全力でサポートしています。

写真:女子学生が試験管を持っている。実験・実習の様子

学科特徴

01長きにわたり培ったノウハウで優れた栄養士を養成しています

美作大学短期大学部の前身、美作女子大学短期大学部は、岡山県下の大学・短大で最初に認可された栄養士養成施設です。昭和29年よりおよそ半世紀以上にわたり多くの栄養士を養成し、現在も「栄養士は美作」との高い評価をいただいています。これからも時代のニーズに合わせた栄養士の養成に注力します。

写真:女子学生が実験をしている様子

02少人数の学科ならではのきめ細やかな指導でレベルアップ

本学科学生数は2学年合わせても100名以内の少人数で、大規模大学にはないきめ細やかな学習指導を実施しています。

写真:調理実習をして料理を盛り合わせている様子

03多様な企業とタイアップして商品開発を経験!

多様な企業と連携して商品開発に携わることで、授業で学んだ知識をどのように活かすことができるのかという実践値を得ています。調理方法やコスト管理、消費者ニーズの分析など商品開発を通して体験したことは、栄養士に必要な調理・献立作成業務の基礎として大きな力となります。

写真:陳列された商品の横でパネルを持つ学生たち

Close Up

01資格・就職サポート

時代のニーズに応じた栄養士養成を実現!献立作成と調理技術に重点を置いたカリキュラム構成

栄養士の基本業務は献立作成と調理です。栄養学科では栄養価のバランスだけでなく利用者が喜ぶようにおいしさにも着目して、献立の作成および調理ができるようにカリキュラムを構成しています。

写真:笑顔で食事をする学生たちの様子
船舶料理士の取得サポート

沖縄県のある高校より要望を受けて2019年度より船舶料理士の取得サポートを始めました。大阪のフェリー会社協力のもと、希望者に乗船体験を実施し、船の中で働くイメージや提供されている料理について知る機会を設けています。

写真:授業の様子

02実践力の養成

地元企業と合同で商品の開発!

〈 味も良し!バランスも良し!食育弁当の開発 〉
株式会社マルイとの食育弁当共同開発プロジェクトは、「地域の皆さんにバランスの良いものを食べていただきたい。普段食べるお弁当を通じて、地域の皆さんに『毎日の食』に対する意識を高めていただきたい」との想いから始まり、2021年度で9年目を迎えます。
2020年度から大学食物学科に代わり短大栄養学科が共同開発を行うことになりました。
この取り組みには学年を問わず、希望した学生が参加できます。学生でありながら企業とタイアップして商品の開発に携われるのは貴重な経験となります。

写真:子どもに弁当を手渡しする学生
100人給食

給食施設の使用法を習得し、給食管理能力を養うため、献立の計画や立案、試作など栄養士業務を疑似体験できる授業を展開しています。この授業では学生や教職員を対象に100食を提供しています。
学生たちは実施する献立をテーマに合わせて作成し、試作やプレ実習などの中で試行錯誤を繰り返しながら調理工程等の準備も整え、大量調理での給食を提供します。

写真:調理する学生たちの様子

03専門的意識の向上

プロから学ぶ生きた知識!

栄養学科では、栄養学特別演習の中で栄養教育、健康教育、栄養学など各分野の第一線で活躍中の方を招いて毎年特別講演会を開催しています。間近でプロの先輩の経験談を聞くことは大きな刺激になります。毎回新鮮な現場情報を得られるのも楽しみの一つです。

写真:授業の様子

実践力を重視した実習内容!

学内で学んだことは学外実習にも、卒業後の就職先にもつながります。

  • 講義で習得した知識や理論、技術を応用する力を身につけます
  • 栄養士としての心構え、社会人としての責任感を養います

学内での主な
実習・演習

調理学実習(基礎・Ⅰ・Ⅱ)

調理の基礎から応用まで学びます

応用栄養学実習

ライフステージ別の栄養を理解し、献立作成の力、調理技術を学びます

給食献立作成実習

献立作成の基礎を習得し、給食献立との違いについて学びます

給食管理実習Ⅰ

実際の給食現場に近い環境で、本格的な給食提供の手法を学びます

栄養指導論実習

ライフステージ・ライフスタイルに応じた栄養指導の実践・技術を学びます

栄養学特別演習

第一線で活躍中のプロの講演を開催し、新鮮な現場知識を学びます

学外での実習

学内で学んだことを実際の現場で実践

事前指導:オリエンテーション(模擬体験)

2年次後期に開講されます

写真:調理服に手際よく着替えている

学外実習指導

手際よく調理服に着替えられるかどうかを実習前にチェックします

実習:給食管理実習Ⅱ

福祉施設・病院・学校給食施設にて(いずれか1週間)

写真:女性が老人2人と机の上の資料を見ながら話を聞いている様子

給食実務体験

実際の現場のリアルな体験談や職場情報を学びます

事後指導:学外実習体験報告会

写真:学外実習体験報告会の様子

栄養士資格取得
就職

プロ意識を持った栄養士として自信を持って就職できます!

就業体験も重視!インターンシップ・ボランティア実習

長期休暇中で保育所や福祉施設などへ個人参加によるインターンシップ・ボランティアを通して、学生一人ひとりが、実践的に自己の実力を確認することができる実習を推進しています。