学科トピックス
船舶料理士資格取得サポートの一環で、名門大洋フェリーに体験乗船
2020年03月03日 栄養学科
2月27日から29日の3日間にわたり、栄養学科1年生4名が、船舶料理士資格取得サポートの一環で、名門大洋フェリーに体験乗船しました。



この度乗船したのは、1便船「フェリーきょうとⅡ」、2便船「フェリーおおさかⅡ」。

~体験乗船スケジュール~
◆1日目
15:00 | 乗船客室・設備案内・居住区案内 |
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15:30 | 船内業務体験(レストラン準備・案内カウンター接客・料理運び・食器等片付け・掃除など) |
17:00 | レストランオープン |
20:30 | 船内業務体験終了、船員食堂にて夕食 |
◆2日目
06:00 | 下船準備 6:40までに船内レストランにて朝食 |
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07:00 | 下船新門司港ターミナルにて待機) |
09:00 | 2便船に乗船 船内自由時間。設備案内・居住区案内 |
18:00 | 船内業務体験(レストラン準備・案内カウンター接客・料理運び・食器等片付け・掃除など) |
19:00 | レストランオープン |
22:00 | 船内業務体験終了、船員食堂にて夕食 |
◆3日目
06:00 | 業務体験開始 (レストランの準備・清掃・お客様下船対応など) |
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09:30 | 業務体験終了 下船準備終了後船員食堂にて朝食 |
10:00 | 下船・解散 |




当日は風が強く船の揺れも感じられましたが、学生たちは船酔いをすることなく業務体験をこなしました。従業員の方々は気さくに学生たちに声をかけてくださり、勤務形態や海上での生活リズム、日常生活への影響、仕事のやりがいや実体験などを話しました。


この日の乗船客は約250名で100名ほどがレストランを利用しましたが、多い時は650名ほど乗船し、300名以上がレストランを利用するとのことでした。
学生たちは慣れない環境の中できることを見つけながらテキパキと業務を行い、体験終了後、船員食堂での食事は盛り沢山で、美味しくお腹いっぱいにいただきました。


参加した学生の感想
- Sさん(愛媛県今治北高出身)
私はよく乗り物酔いをするので船の揺れを気にしていました。船には何度か乗ったことがあったので大丈夫だろうと思っていましたが、当日は風が強く船が激しく揺れており心配になりました。船酔いはしませんでしたが、真っ直ぐ立つのが難しい時もありこれが続くと酔ってしまいそうだなと感じました。また、勤務時間は陸での仕事とは全く異なっており、さらに船員の部屋は狭くて窓がなく息苦しそうに感じました。
しかし、業務体験の中でお客様から感謝の言葉をいただき、笑顔を見るとすごくやる気が出ましたし、なにより従業員同士の仲がすごく良くて働きやすい環境であると感じ、私もこの中で働きたいと思いました。
この度は、陸ではできない貴重な体験をし、楽しく学ぶことができました。今後の活動にも役立てたいと思います。 - Nさん(岡山県倉敷古城池高出身)
この度の体験乗船で良かったと感じたことは、次の点です。
・業務内容を間近で見て、体験できる。
・実務に限らず、職場の雰囲気や生活リズムが体感できる。
・公では見られない居住区域を見学できる。
・実際に働く人たちが仕事や船内での生活に対してどのように感じているか、実際の声を聞くことができる。
船酔いに関しては、長時間の乗船は初めてで心配していましたが、業務に集中していたこともあり時折船が揺れた際に乗船中だと思い出す程度でした。 - Nさん(島根県吉賀高出身)
従業員の皆さんがとても仲が良く楽しそうに仕事をしていたのが印象的でした。私の地元は海も船も近くにないので今回の体験を通して船の上で仕事をすることに魅力を感じました。良い経験ができて本当に良かったです。 - Kさん(沖縄県美里工業高出身)
今回2隻の船に体験乗船させていただきましたが、それぞれの船にルールがあり、船員の個性も豊かでとても楽しい3日間になりました。業務に没頭していたので揺れもあまり感じず、酔うことはほとんどありませんでした。厨房業務もマリンガール体験も楽しかったので、とてもいい経験ができたと思います。