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[管理栄養士養成課程]

学科トピックス

「もったいないをなくそう」食物学科卒研で広戸小児童に“食品ロス削減”出前授業

2022年10月18日 食物学科

10月6日(木曜)、食物学科の徳広千惠研究室に所属する学生2名が、卒業研究の一環で、広戸小学校(津山市市場)の児童に向けて「食品ロス削減」をテーマとした授業を行いました。

 

授業の様子

 

この取り組みは、「食品ロス削減」をテーマとし、食品がつくられるまでの労力や食品が生まれてくる地域の土壌・気候・風土等をフィールドワークで研究し、地域の農産物などの調査、子どもとの農業体験、アンケートなどを通じ、小学生のどんな意識や行動が食べ物を大切にする心を育むかについて研究するものです。

 

2020年度に、岡山県の「地域を学んでのこさずたべよう事業」の一環として実施し、小学生の給食残食量の削減や食品ロス削減に対する意識付けに対して大きな成果が見られたこと、また、大学生にとっては、フィールドワークを通じて実際に小学生と交流することで実践的な学びとなり、栄養指導技術の向上等の成果にもつながったため、県の補助事業は終わりましたが、継続して広戸小学校と協働してこの取り組みを行うこととなり2022年度も実施しました。

 

田植えの様子

<昨年の様子はこちら>

 

この日は、2名の学生が3~6年生を対象に「もったいないをなくそう」をテーマに授業を行いました。

まず、日本がどのくらいの食品ロスを出しているのか、児童にもわかりやすいように工夫して手作りした媒体を活用して伝えました。

 

授業の様子

 

また、広戸小学校の給食残食率について、3年前は津山市の平均を大きく上回っていましたが、出前授業を始めた2年前より下がりはじめ、昨年は平均を下回っている現状を説明しました。

 

国連が提唱するSDGsの話題にも触れ、食品ロス削減に関する目標は複数該当し、SDGsの達成にも深く関係していることを説明しました。

 

授業の様子

 

「食事を残された親はどのような気持ちになるのか」という話では、親の気持ちを聞いた児童からは、「家族は食べ物の大切さを知っている」「野菜やお米を一生懸命作ってくれているので、残さず食べようと思った」等と意見が上がり、「どうすれば残さず食べられるか」の問い掛けには、「小さく切って好きな料理に入れる」「食べきれない場合は保存する」等、児童たちは活発に発表していました。

 

授業の様子 

 

 

最後に、食べ物は様々な生き物の命をいただいており、食卓に並ぶまで多くの人々が関わっていることについて話し、“いただきます”“ごちそうさま”の言葉の意味を伝えました。

 

児童は真剣な表情で話を聞いており、授業の感想には、「食事は、命をいただいているからがんばって食べたい」「料理などは自分が口をつける前に食べられるだけお皿に移すと良いと思った」など、実践に結びつく内容がたくさん書かれていました。

 

 

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