食の分野
大学
食物学科
[管理栄養士養成課程]
食品ロスをストップ!~“もったいないマルシェ"で地域の方に食事を~
2019年09月03日 食物学科
9月1日(日曜)、「食品ロス」について研究している食物学科 原田佳子研究室の学生7名が、フードドライブで集まった食品を使用して地域の方に食事をふるまう“もったいないマルシェ”を本学で開催し、近隣住民の方や大学関係者27名が参加しました。
まだ食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる「食品ロス」は、日本では年間約643万トンとなっています。
原田佳子研究室では、食品ロスが発生する原因の究明や、食品ロス削減のあるべき姿の提言、食品ロス削減を取り入れた食育や管理栄養士指導の提言を研究テーマとして活動しています。
“もったいないマルシェ”は、地域の方に食品ロスの現状を知ってもらい、食品を無駄にしない意識を高めてもらおうと企画されました。
学生たちは事前に、学内やスーパーマーケットマルイでフードドライブを行い、“もったいないマルシェ”に使用する食材を集めました。 <フードドライブの記事>
集まった食材から作れる献立を考え、「かぼちゃの煮物」「焼きめし」「卵焼き」「鶏の香味ソースかけ」「ミートソーススパゲティ」「切り干し大根の煮物」「皮付ききんぴらごぼう」「皮付き野菜カレー」「トマトスープ」「サーターアンダギー」「コーヒーゼリー」などの20品目の料理を朝早くから調理しました。
食事後は「食品ロスを学ぼう」と題して学生が講義を行い、津山市の食品ロスの現状、冷蔵の整理方法、皮ごとレシピなどを伝えました。
参加された方は「皮付きの料理など、普段あまり食べる機会のない食事もあり、今後自分で料理をする際には食品ロスのことを考えながら調理をしようと思いました。どの料理も美味しく、学生たちの頑張りに感動しました。」と話されていました。