学科トピックス
短大栄養学科~株式会社マルイの協力得て、エクセル用いたデータ分析学ぶ~
2021年01月15日 栄養学科
1月12日(火曜)、栄養学科1年生が『情報リテラシーⅡ(担当:稲益智子准教授)』の授業で、株式会社マルイよりご提供いただいた実際の売上データを使用し、エクセルを用いたデータ分析方法を学びました。
『情報リテラシーⅡ』は、栄養士にとって必須事項であるコンピューターを活用した情報処理について学び、エクセルを用いた表計算やグラフ作成等を通じて、アンケート結果など、大量なデータを分析するスキルを身に付けることを目的としています。
この取り組みは、株式会社マルイと栄養学科が今年度より開始した、『食育弁当共同開発プロジェクト』がきっかけとなり、この度ご協力をいただくことになりました。
<(株)マルイ×栄養学科 食育弁当共同開発プロジェクトについての記事>
3回のセッションの初回にあたるこの日は、本学食物学科が2017年に開発し定番商品化した『秋薫る 30品目の色とり鶏 Bento』と、昨年10月に栄養学科2年生7名が開発した『~彩り野菜と鯖の黄金焼き~ カラダ想いやりBento』の売り上げデータをご提供いただき、マルイ社員の方2名も授業に参加しました。
まず、分析の準備としてエクセルシートの調整やフィルターの設定などを行い、データに含まれる内容を理解し、次に、「先輩が作ったお弁当が1日に平均何個売れているのか。」「何時にお弁当を買う人が多いのか。」「曜日によるお弁当の売れ具合は?」など、疑問に思ったことを関数やグラフを用いて分析しました。
この授業には食育弁当の次回作の開発に携わっている学生も出席しており、次週の授業に向け、「購入するお弁当の選択に年齢による違いがあるか」といった分析課題を見出していました。
実際の身近なデータに触れることで、教科書の架空データとは異なる難しさに気づいて勉学意欲が高まった学生や、普段扱うものよりずっと大きなデータを処理できることに気づき、データ分析の面白さに気づいた学生の姿が見られました。
- 受講した学生のコメント
「はじめは難しい印象でしたが、どんなにデータが多くても簡単にできることがわかりました。」
「データを見るだけでなく、実際にグラフを作ってみると、なぜこうなるのだろう?と思うことが多
く、とても楽しかったです。 」
「実際に企業が使用しているデータを扱う機会をいただき、実践的な学びにつながる授業となりました。これから開発するお弁当についても、販売後に分析をするのが楽しみです。」