学科トピックス
短大栄養学科「船舶料理士」サポート、学生が新日本海フェリーで体験乗船!
2023年09月08日 栄養学科
美作大学短期大学部栄養学科は2019年より「船舶料理士の資格取得サポート」を開始しており、フェリー会社協力のもと、希望者に船舶体験を実施し、船の中で働くイメージや提供されている料理について知る機会を設けています。
また、フェリー会社との連絡・調整、港までの送迎などを行い、スムーズに体験乗船が行えるようサポートを行っています。
今年度も夏季休暇期間を利用した体験乗船サポートを実施し、栄養学科1年生から7名の体験乗船希望者がありました。
体験乗船希望者は3班に分けられ、
- 1班(2名):新日本海フェリー株式会社「はまなす(舞鶴港~小樽港)」8月8日から8月29日
- 2班(2名):新日本海フェリー株式会社「あかしあ(舞鶴港~小樽港)」8月9日から8月30日
- 3班(3名):株式会社シティライン「名門大洋フェリー(大阪南港~北九州新門司港)」 9月1日~9月3日
にそれぞれ乗船体験を実施しました。
この度、1班:新日本海フェリー株式会社「はまなす(舞鶴港~小樽港)」の乗船体験を取材しました。
8月8日(火曜)、舞鶴港(京都府舞鶴市)発の「はまなす」に午後9時ごろ乗船し、実習期間に過ごす船室まで案内され、業務内容のオリエンテーションがありました。
オリエンテーションは、この春栄養学科を卒業し、新日本海フェリーの司厨員として就職した、中原彩花さん(鳥取県倉吉総合産業高校出身)が担当しました。
中原さんは、昨年栄養学科2年生の時に行われた乗船体験に参加し、やりがいを感じて司厨員をになることを決意したそうです。
「はななす」船内にはレストラン「Jupiter」があり、体験乗船の主なスケジュールは、レストランの朝食(8時~9時)・昼食(12時~13時)・夕食(18時~19時)の補助・仕込み・配膳・提供になります。
学生たちは慣れない船上での作業に初めは苦労していましたが、職員の皆さんや中原さんのサポートもあり、だんだんと慣れていき、船舶料理士の業務の大変さややりがいを感じることができました。
- 参加者の感想
「オープンキャンパスで本取り組みを知り、入学前から興味を持っていたので、体験乗船の募集が出たときにすぐに申し込みました。初めの一週間は自身の人見知りもあり、不安と緊張もありましたが、調理場の雰囲気はとてもよく、中原さんや料理長の人柄に助けられました。また、現場はほぼ男性で、とても優しく親切に接してくださいました。心配していた船酔いもほとんどなく、あっと言う間の20日間でした。次の機会があれば是非乗船したいと思います」
船舶料理士とは
船舶内で、船員の食事の調理や管理を行う専門家を認定する国家資格で、総トン数1000トン以上の船舶や従業制限がある漁船などで調理を行うために必要な資格です。資格取得の際には国家試験に合格する必要がありますが、調理師や栄養士の有資格者は3ヶ月以上の乗船経験で取得が可能です。(年齢要件20歳以上)