食の分野
短大
栄養学科
[栄養士養成課程]
栄養学科の1年生が2月8日と9日、学校食育センター(津山市戸島)に見学へ行きました。食育センターは、市内小中学校およそ5000人食分の給食を作っている大量調理施設です。
初めに、ガラス張りの2階から1階の調理場を見学し、食育センターの栄養教諭 住岡章子先生から施設の概要や食育に関する解説をお聞きました。異物混入対策として水色の手袋や絆創膏を使っていることや、よりおいしい給食を届けるために加熱調理の時間に細心の注意を払っていることなどについて説明してくださいました。
続いて、住岡先生に「学校給食の役割」について、講演いただきました。その中で「給食を誰に届けるか常に意識しながら働いています」「栄養士の仕事は、一生学び続けられる仕事で、夢のある仕事です」と熱く語ってくださり、先輩栄養士の姿を前に、学生は聞き入っている様子でした。
最後は、給食の実食タイムです。8日は、カレースープやポテトサラダなどを、9日はチャンポン麺やしゅうまいなどを試食し、学生は子どもが食べる給食の味や栄養バランスを確かめていました。
食育センター見学は、将来を見つめるキャリアデザインの一環として、また2年次に実施される大量調理の参考にするため、1年次セミナーの1コマとして、今年初めて開催されました。
この見学には、栄養教諭を目指す食物学科の3年生も参加して、食育の現場を体感しました。
参加した学生の感想
【栄養学科の学生より】
- 子どもたちの成長を第一に考え給食を作っておられる姿に感動し、栄養士の仕事は素晴らしいと改めて感じました。そして、栄養士として働きたいという気持ちが一層高まりました。
- 給食施設の取り組みを見たり聞いたりして、自身が子どもの頃にたくさんの方が給食に関わっていたのだと気づき、すごく嬉しい気持ちになりました。今後、自身が食事を提供する側に立ったときには、下の世代や周りの方に恩返しをしていけたらいいなと思いました。
【栄養教諭を目指す食物学科の3年生より】
- 住岡先生のお話しを聞いて今まで以上に栄養教諭の仕事に魅力を感じました。子どもたちによりよい食育ができるよう、大学生のうちに、しっかりと勉強を頑張りたいと思いました。
- 住岡先生がお話しされた「給食を提供することにどれだけ心が込められるか」ということばが印象に残っています。住岡先生の給食に対する志を見て、先生のような栄養教諭になりたいと思いました。