食の分野
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食物学科
[管理栄養士養成課程]
人見研究室が津山市長にお弁当・お惣菜大賞最優秀賞受賞を報告しました
2017年03月08日 食物学科

3月2日、マルイと食育弁当の共同開発を行っている食物学科の人見哲子准教授と研究室の4年生4名(山本佳奈さん、徳永佳奈さん、富山真子さん、藤本千秋さん)が、一緒に共同開発に携わったマルイ担当者の方と津山市役所を訪れ、宮地昭範市長にお弁当・お惣菜大賞にて最優秀賞受賞についてご報告しました。マルイとの共同開発弁当は2014年から毎年受賞しており、今回の「秋薫る 30品目の色とり鶏 Bento」で4年連続の受賞となりました。

市長から開発の様子などを質問された学生は、「1日中調理室にこもって、試作を繰り返したこともありました」「大豆ミートなど初めて扱う食材もあって、なかなか思うような味や食感が出なくて大変でした」などといった、開発にあたった数ヶ月間にわたる試行錯誤の思い出や、「4年目なので、これまでのお弁当とかぶらないようにするのが大変だと思いましたが、逆にあえて過去に人気があったメニューを入れてみました」「今回は彩りにこだわったので、ネーミングも『色とりどり』や『鳥』が入るようにこだわりました」など、工夫した点についてお話しました。
開発の指導にあたった人見准教授は、「地域の皆さんに食育の大切さを広めたいと思って始めた研究ですが、今では学生が社会人と一緒に実際に店頭に並べる商品の開発に取り組む、とてもいい経験の場にもなっています。時に私には思いもよらぬアイデアを出してくれて、学生のアイデアはすばらしいとあらためて思います」と、共同開発の意義や成果について市長にご説明しました。

宮地市長は、ほかの入賞商品と比べて価格や彩り、栄養価のバランスがとてもよく取れている点を高く評価され、「食のスペシャリストとして、これからも活躍していただきたい」と、来年度からそれぞれの就職先で働く学生に激励の言葉をかけて下さいました。
また、弁当の人気ぶりについて、マルイ食育推進室の春名課長が「お客様には『ミマダイ弁当』として固定ファンが付くほど人気の商品になっていて、過去の商品の再販をお願いされることもあります」とお話しされ、市長や津山市職員の方は納得の様子でうなずかれていました。これまでに開発された商品は、店頭販売だけでなく、福祉施設や民間企業などへ納入されたものもあります。
【これまでの受賞商品】

・2017年 最優秀賞(ヘルシー部門)「秋薫る 30品目の色とり鶏 Bento」
(エントリー総数51,624件、部門2,411件)
・2016年 優秀賞(ヘルシー部門)「かみかみサラダと塩麹鶏のオーブン焼きBento」
(エントリー総数50,283件、部門3,894件)
・2015年 最優秀賞(寿司部門) 「20品目の花咲きちらし弁当」
(エントリー総数44,746件、部門3,740件)
・2014年 大賞(ヘルシー部門) 「さんま竜田の彩食健美弁当」
エントリー総数42,555件、部門464件

なお、受賞記念として、岡山・鳥取のマルイ23店舗にて受賞商品の記念販売を行っております(4月中旬頃までを予定)。ぜひご賞味ください。