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[管理栄養士養成課程]

学科トピックス

大学食物学科3年、真庭市で高齢者に食育講座~“食”を通して世代交流~

2022年01月07日 食物学科

12月13日(月曜)、勝山文化センター(真庭市勝山)にて、大学食物学科3年生の学生が授業の一環で、真庭市の高齢者を対象に食育講座を行いました。

 

調理の写真

 

この取り組みは、公益社団法人真庭市シルバー人材センターによる“真庭を元気にする活動応援事業”の一環で「~チャレンジシニア~大学生から学ぶクッキング」をテーマに、高齢者の健康増進を目的に企画したもので、午前中は男性がお弁当、午後は女性がお弁当とおやつをそれぞれ作りました。

この日、午前の部では男性10名が参加しました。

 

調理の説明中

 

初めに真庭市シルバー人材センター事務局長 稲田隆司様より

「少子高齢化が進み、昔は熟年者を若い人が支えていましたが、現代はその逆になっており、熟年者が若者を支える時代になってきている。熟年者が元気になるために、食育を学んでもらえればと思い企画しました。これを機に健康になってもらえたらと思います。」と挨拶がありました。

 

まず調理に入る前に、学生が調理方法等をパワーポイントを使用して説明しました。

 

調理の様子  調理法を教える学生

 

調理では学生が各調理台に分かれ、「ジューシー風初冬の彩りご飯」「鯖のみそミルク煮」「大根のサラダ」「ほうれん草としめじの柚香和え」等の献立を作りしました。

学生たちは、テキパキと具材の切り方や調理手順を指導し、参加者との会話も楽しみながら一つ一つの作業を丁寧にサポートしていました。

 

講義の様子

 

調理後は、学生らが「バランスのいい食事でいきいきとした毎日を!」というテーマで栄養教育を行いました。

まず、低栄養の状態や要介護を招くリスク等を説明し、食事バランスガイドに沿った食事の摂り方等を紹介しました。

また、「3食しっかりとりましょう」「12回以上主食・主菜・副菜を組み合わせて食べましょう」「多様な食品を組み合わせていろいろな食品を食べましょう」等と伝え、今回調理した献立の食品に含まれている栄養素について説明しました。

参加者の方々は真剣にメモを取りながら聴かれていました。

 

 

聴講する参加者 お弁当の写真

 

この企画は真庭市内にある3か所の会場で3日間にわたり延べ6回開催されました。

食物学科3年生の学生らは地域交流を行いながら、普段の授業とは違った視点から実践的な学びを得ることができ、また、新型コロナウイルスの影響により、学外での実習が制限される状況において、貴重な体験の場となりました。

 

 

  • 一般参加者のコメント

「非常に楽しく参加させていただきました。元気な学生と交流することで気持ちが若返ります。コロナ禍で地域との交流も減っているので、こういった機会が増えることを願っています」

「普段料理をしないが、家に帰ったら家内に作ってあげたいと思います」

 

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