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食物学科

[管理栄養士養成課程]

学科トピックス

大学食物学科3年、日本うま味調味料協会主催の「うま味調味料活用!郷土料理コンテスト2021」で準優勝!!

2022年01月07日 食物学科

日本うま味調味料協会(所在地:東京都中央区/会員企業:味の素株式会社、三菱商事ライフサイエンス株式会社、ヤマサ醤油株式会社、株式会社新進)主催、農林水産省・(公社)日本栄養士会後援の「うま味調味料活用!郷土料理コンテスト2021」で、本学食物学科3年生有志6名と住吉友香助手(チーム名「みまっぱ食チーム」)が考案したレシピが、全国からの応募総数67件から準優勝に選ばれました。

 

表彰式の写真

【写真:(公社)日本栄養士会 中村 丁次会長とともに】

 

このコンテストは、素材の味を引き立てる働きのあるうま味調味料を活用して、郷土料理本来の特徴を損ねることなくおいしく減塩したレシピを生み出し、全国へ発信することによって、郷土料理の食文化、味わい等を、健康的に次世代へ継承していくことを目的としており、今年で6回目を迎えます。

<郷土料理コンテストの詳細はこちら(日本うま味調味料協会HPへ)>

 

オンライン参加の様子

 

12月11日(土曜)、味の素グループ うま味体験館(神奈川県川崎市)で表彰式が開催され、代表学生2名が会場に向かい、他のメンバーは本学内からオンラインで参加しました。

表彰式では、各受賞チームからのプレゼンテーションも行われ、参加した学生2名は堂々と発表していました。

 

プレゼンの様子  プレゼンの様子

 

献立名は「蒜山おこわ」

ルーツは鳥取県の大山おこわで、昭和30年代に地域興しとして、大麦を加え、誕生した「蒜山(ひるぜん)おこわ」を伝統郷土料理として取り上げました。

減塩率が65%と非常に高く、伝統的な食事を摂りつつ、食物繊維が摂れる点が評価されました。

 

料理の写真

 

工夫した点は以下の通りです。

・栗の甘味を出すためにうま味調味料を入れた水で下茹でし、炊飯器で炊飯することで簡単に栗のおいしさが引き立ち食欲をそそるようにしました。

・しいたけなど元々うま味成分を持っている食材の下味としてうま味調味料を使用することで素材の持ち味を引出し、よりうま味が感じられるようにしました。

・仕上げにごま油を使用することで薄味でも美味しく食べることが出来るようにしました。

・素材の味が相乗効果を生み出すように具材を一度全部炒めることでうま味が引き立つようにしました。

・白ねぎを盛付けた上に乗せることで、シャキシャキとした食感が生まれ食欲がわくようにしました。

・本来は作業工程上蒸し器を使用するところ、家庭にある炊飯器に変更し誰でも気軽に作れるようにしました。

・地元の特産品、旬の食材など様々な食材を入れて作ることが可能なため、地域をアピールすることも出来さらに郷土料理伝承にも繋げることが出来るようにしました。

 

集合写真

 

  • 参加学生

片岡 希望さん(岡山県勝山高校出身)

辻 明日香さん(島根県大田高校出身)

香川 咲華さん(香川県丸亀城西高校出身)

大西 美穂さん(高知県窪川高校出身)

川部 愛結美さん(鳥取県米子南高校出身)

釜本 紗采さん(岡山県勝山高校出身)

 

 

  • 参加学生のコメント

「コンテストに参加してみて、チームのメンバーで協力し、うま味調味料の活用で減塩しても美味しく食べられる蒜山おこわを作ることが出来ました。また、減塩の仕方について学ぶことも出来ました。

今回準優勝という光栄な賞をいただくことができ、コロナ禍の大学生活でも貴重な経験と仲間との思い出ができて嬉しかったです。郷土料理を伝承する面でも、コンテストを通して蒜山おこわである郷土料理を身近に感じる人が増え、たくさんの方へ知っていただけるきっかけになったと思います。

このコンテストがきっかけで、もっと試してみたい、郷土料理についても知りたいと思うようになり、参加できてよかったです。そして、おいしく減塩した蒜山おこわを、ぜひ自宅などで気軽に作って食べていただきたいです。」

 

 

  • 住吉先生のコメント

「食物学科の学生は、食に対しての意欲がとてもあります。しかし、コロナ禍のため外出できず、イベントにも参加出来ていませんでした。各地方からこの美作大学に来ているため、たくさんの郷土料理を学ぶ機会があります。

その郷土料理がテーマであり、管理栄養士として必要な『減塩』について学ぶことが出来るため、本コンテストに参加しました。本コンテストは『郷土料理』『うま味調味料』『減塩』がポイントでした。『うま味調味料』の活用方法については、素材の持ち味が生かされるよう何度も繰り返し工夫しました。

日本栄養士会会長である中村丁次先生とも交流が出来たことで、将来についてさらに考える機会にも繋がりました。学生の頑張りが評価されたことが何より嬉しく、今後もコンテストや料理について興味のある学生のサポートを行いたいと思っています。」

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