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[管理栄養士養成課程]

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食物学科1年次セミナー、“ご当地タニタごはんコンテスト”で全国大会出場!!

2021年10月27日 食物学科

郷土料理を健康的な食事にアレンジしたレシピを競う、株式会社タニタ主催の第4回「ご当地タニタごはんコンテスト」の全国大会に、大学食物学科の人見哲子准教授と住吉友香助手が担当する1年次セミナーの学生9名が出場することになりました!

 

メンバーの集合写真

 

「ご当地タニタごはんコンテスト」は、株式会社タニタが2018年から毎年開催しており、1食当たり500~800kcal、野菜は150g以上、食塩3.4g等といった条件を基に審査を行います。

全国から129組の応募があり、その中の15組に選ばれました。全国大会は11月28日(日曜)に、オンラインで参加する予定です。

<大会の詳細はこちら(タニタ公式HPへ)>

 

 

この1年次セミナーのメンバーの中には、「将来食品開発に携わりたい」「自分たちの考えた食事を提供してみたい」という考えをもった学生が多くいました。

また、本学の学生たちは様々な地域から入学してきており、各地域の郷土料理などを知ることもできます。さらに、将来「食」のスペシャリストを目指す食物学科の学生は、郷土料理も現代の子どもたちへと受け継がなくてはならないと考えました。そこで、自分たちのアイデアを郷土料理に取り入れ、誰でも食べられるバランスの良い食事を提供したいと考え、今回の応募に至りました。

 

 

今回は、一年次セミナーのメンバーの中に鳥取県出身者がおり、今回は鳥取県の郷土料理に津山産の食材を取り入れながらアレンジしてみました

 

料理の写真

 

<メニュー3品の紹介>

  • 「GABAで健康!どんどろけ飯」

「どんどろけ」とは鳥取県中部の言葉で「雷」という意味を指します。豆腐を油で炒めた時の“バリバリ”という音が雷鳴に似ていることからこの名前がつきました。現在では漁港も盛んな鳥取県ですが、昔は港も少なく魚は貴重品として扱われ、豆腐が人々のたんぱく源として食べられていました。豆腐が長持ちしないことから油で炒め、ご飯と混ぜることで保存食として作られていました。

食材は、胚芽の部分が通常の3倍あり、ビタミンやミネラル、食物繊維を多く含んでいる巨大胚芽米「COCORO米」や、豆腐の他、ごぼうやにんじん、彩りにねぎを使用し、炊き込みご飯にしました。

 

  • 「きな粉でとりチャン」

鳥取県の特産品として「大山どり」があり、ジューシーで肉質も良いため、メインとして鶏肉を使用しました。

味付けを、きな粉、しょうゆ、みりん、酒で代用することにより、通常レシピより塩分濃度を低減しています。また、鳥取県の特産物である白ネギも使用しています。

栄養を豊富に含んでいるきな粉は、日常的に摂取することが少ないため今回のレシピに取り入れました。付け合わせには、鳥取県の特産品であるらっきょうを元に考え、オリーブ油を入れることでまろやかな味にしました。

 

 

  • 「えっと野菜のモチモチ汁」(じゃぶ汁)

じゃぶ汁はたくさんの具材を「じゃぶじゃぶ」煮込んだ料理のことを指します。寒い時期にたくさんの食材を取り入れて煮ることでうま味や栄養価も高くなり、健康になれる一つの料理として昔から食べられています。また、残り物の食材を全部入れることが出来ることから、無駄なく食べる昔の人の知恵も入っている料理です。

元々の「じゃぶ汁」はそば粉と米粉を合わせた団子を汁と一緒に食べていましたが、今回は一般的に好まれている白玉粉の団子にしました。そうすることで、モチモチとした食感で滑らかな舌触りの汁物となりました。

また、野菜を具沢山にすることでだし汁の量が減り、じっくり煮込むことでそれぞれの食材のうま味が出て減塩につながりました。

 

 

学生の写真

 

 

  • レシピを考案した学生のコメント

「健康のために工夫したことをうまくプレゼンテーションしたいです。上位に入り、自分たちが考えたレシピを一人暮らしの大学生や多くの方に知ってもらいたいと思います。」

 

 

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