学科トピックス
食物学科4年卒業研究 小学生対象に、食の楽しさ、育む喜び「牛乳と野菜の食育教室」開催!
2025年08月20日 食物学科
美作大学食物学科の藤堂雅恵研究室は、小学生を対象とした「わくわく!牛乳と野菜の食育教室」を2回にわたり開催しました。この取り組みは、食育をテーマに卒業研究を進める学生たちが、子どもたちに食への関心を持ってもらうことを目的に企画・実施したものです。
- 第1回:牧場見学と野菜の苗植え
5月31日(土曜)、第1回目の食育教室では、津山市志戸部にある永禮牧場のご協力のもと、牧場見学を行いました。
初めて間近で見る牛に、子どもたちは興味津々。牛の1日の過ごし方やエサの量、牛乳の出荷量などを教えてもらい、酪農の仕事について学びました。その後、大学に戻り、事前に好き嫌いをヒアリングしておいた野菜(キュウリ、トマト、ナス、パプリカなど)の苗を植え付け。「大きくなあれ!」と声をかけながら水やりをする姿が見られました。
- 第2回:育てた野菜で親子クッキング
続く8月9日(土曜)の第2回は、大学の畑で大きく育った夏野菜(トマト、ナス、枝豆、オクラ、ズッキーニなど)を収穫し、親子クッキングに挑戦しました。
メニューは、収穫したての野菜をたっぷり使ったドライカレーと、永禮牧場の牛乳で作るミルクパン。調理の前に、野菜が体に与える良い効果についてスライドで学びました。子どもたちは、自分たちが植えて育てた野菜を手に取り、嬉しそうに包丁で切ったり炒めたりしながら調理を楽しんでいました。
出来上がった料理は、好き嫌いをせず、みんな笑顔で完食していました。
また、学生も調理サポートとして参加し、子どもたちとコミュニケーションを取りながら一緒に楽しい時間を過ごしました。
- 参加者と学生の声
参加した保護者からは「家庭ではなかなかできない貴重な体験」「親子で楽しい時間が過ごせた」といった声が寄せられました。
また、企画・運営に携わった学生たちも、子どもたちの楽しそうな姿を見て大きな達成感を得たようです。「貴重な学びの機会になった」と振り返り、この活動を通して「小さなことでも相談してもらえるような、信頼される管理栄養士」を目指す決意を新たにしたと話しました。
- 地域と共に食の未来を育む
地域の子どもたちとの交流は、学生たちにとって、管理栄養士として必要な知識と実践力を育む貴重な機会となりました。
藤堂ゼミは、今後も地域の子どもたちの食への興味を育み、地域とのつながりを深める活動を継続し、地域活性化に貢献していきます。