学科トピックス
美作大学では、2025年度から新たに「日本手話」の授業を開講しました。この授業では、現役の手話通訳者である佐藤美智子先生と、聴覚障害者として手話コミュニケーションを日常的に行っている庄田正子先生が講師を務めます。
- 日本手話の新たな学び
美作大学の語学科目「日本手話」は、手話を単なるコミュニケーション手段として捉えるのではなく、一つの言語として学ぶことを目的としています。教室では机を使わず、学生たちが先生を取り囲むように椅子だけを並べていて、目線を互いにしっかりと向け合いながら集中して受講できるスタイルをとっています。
初回の授業では、学生たちが手話を通じて「通じるうれしさ」を実感し、今後の学びに対する期待感が高まっています。手話を学ぶことで、学生たちの活動の幅が広がり、より多様なコミュニケーションが可能になることがとても楽しみです。
- 手話の重要性と魅力
「日本語の手話(日本語を手話で表現する)」ではなく、「日本手話」という独自の言語を学ぶことで、学生たちは手話の文化や背景を深く理解することができます。また、聴覚に障がいがある方とのコミュニケーション能力を身に付けるだけでなく、社会全体の理解を深めることにもつながっていくと考えています。美作大学では、2025年度から手話を学ぶことができる環境を整え、学生たちが自信を持って手話を使えるよう「日本手話Ⅰ・Ⅱ」を開講いたしました。今後も、手話を通じた交流やイベントを通じて、学生たちの学びをさらに充実させていく予定です。
この授業を通じて、学生たちが手話の魅力を発見し、社会に貢献できる人材へと成長することを期待しています。興味のある方は、ぜひ美作大学の手話サークルや関連イベントにも参加してみてください。