学科トピックス
食物学科人見准教授と2年牧原さんが備前市で栄養教室を実施
2023年03月09日 食物学科
2月28日(火曜)、備前市役所で開かれた「第7回備前市栄養教室」に食物学科の人見哲子准教授と2年生の牧原直太朗さん(津山東高食物調理科出身)が講師と派遣され、備前市民対象に講話と調理実習を行いました。
第1部では人見准教授が「地元野菜をどんどん使おう!生産者と消費者がWin-Winに」と題して講話を行いました。
備前市の特産物の紹介から始まり、「生産者の顔が見える」「鮮度の良いものが入手できる」「輸送距離が短く環境にも優しい」など地産地消のメリットについて説明しました。
また家庭でできる食からの健康づくりとして、「食物繊維の多い野菜や海藻、きのこ類から食べる」「発酵食品を摂る」「なるべく精製されていない食品を摂る」など、1次予防の観点から日常の食生活で行動可能なアドバイスを行いました。
その後、次世代に伝えたい大切な味として岡山県の郷土料理である「ばら寿司」について説明し、第2部の講師として牧原さんにバトンタッチしました。
牧原さんは昨年11月に開かれた「第5回ご当地タニタごはんコンテスト」で、ばら寿司をアレンジしたレシピを考案し全国グランプリを獲得しています。
この度は優勝レシピである「黄ニラ香る贅沢おかやまばら寿司」「桃太郎トマトの淡雪かん」の2品を「地元産もりもりレシピ」と題して紹介し、実際に参加者と調理しました。
調理実習では牧原さんが具材の切り方やゆで時間などの調理方法をわかりやすく丁寧に説明しました。
人見准教授や牧原さんは参加者とコミュニケーションを取り、アドバイスしながら調理を進めていき料理を完成させました。
完成したばら寿司を試食した参加者は「具だくさんで美味しい」「日頃作ることが無いので勉強になった」などと話されていました。
- 牧原さんのコメント
「考案したレシピがこのよう場で地域の皆さんに喜んでいただけることに嬉しく思います。調理実習も参加者の方と交流しながら楽しく行う事ができました。これからも岡山の郷土料理を発信していけれたらと思います」