学科トピックス
「美作国“美味し国”プロジェクト」で、食物学科1年生考案のレシピが認定される
2022年03月09日 食物学科
3月3日(木曜)、美作県民局にて「美作国“美味し国”プロジェクト」の認定式が開かれ、本学食物学科1年生が考案したレシピが認定されました。
この取り組みは、美作地域10市町村の食材を活用したメニュー開発や伝統料理のPRを通じて観光振興を目指すもので、美作国観光連盟などでつくる実行委員が新たに開発したメニューや郷土料理を「美味し食」として認定し、提供店舗での普及・拡大などに取り組み、誘客につなげることを目的としています。
メニュー開発に向けて昨年10月に、観光客が旅行で訪れて食べてみたいと思うメニューと、新型コロナ収束後のインバウンド需要などを見据えて、動物由来の食品を口にしない「ビーガン(完全菜食主義者)」向けのレシピをテーマに募集がかけられました。
本学からは、食物学科1年生有志22名が4グループに分かれて考案したレシピを応募しました。
2月26日(土曜)には、公開審査会が津山東高校(津山市林田)で開催され、学生らは、考案したレシピをPRしました。
実行委員メンバー6名が、味や見た目、地域性、独自性などから選考し、この度は、グループ名「美作大学調理師会」が考案した「みまさかのイイトコどりワンプレート」が認定されました。
今後の展開としては、完成したメニューのレシピをもとに、旅館や飲食店等での提供を進めていく予定とされています。
この度応募した4点のレシピについては以下の通りです。
グループ名:美作大学調理師会
メニュー名:みまさかのイイトコどりワンプレート (認定レシピ)
- 舞茸の洋風炊き込みご飯 とろっと山芋入り
チーズインハンバーグのように中央に銀沫を入れてインパクトのある山かけご飯風の舞茸炊き込みご飯です
- 奈義産里芋とそずりのクリームコロッケ
そずり肉のうま味が広がるサクサクとろーりのクリームコロッケです
- 津山産ショウガ香るポタージュ
津山産ショウガがほんのりと香るやさしいポタージュです
- カブとフルーツマリネ
カブとフルーツのマリネです。津山名物の干し肉がのっています
- 桃太郎トマトの蒸し野菜
県内で多く生産されている桃太郎トマトに岡山県の名産品である黄ニラを入れた蒸し野菜です
グループ名:みまっぱ
メニュー名:味はえーがん 中身はビーガン
- つけ麺風担々麺
- チーズとクルミの白和え
- 豆腐風茶わん蒸し
- 黒豆ジュース
担々麺をつけ麺風にすることで、最後まで麺の伸びを気にすることなく、自分のペースで食べ進めることができます。
白和えにチーズを加え、まろやかに仕上げました。
美作地域は自然が多いため、担々麺の麵で滝、白和えで雪が積もった山、豆腐風茶わん蒸しで秋をイメージしました。
しょうがや唐辛子、野菜など、美作地域の食材をふんだんに使用しました。
黒豆ジュースは、酸を入れることできれいに発色するため、お客様に楽しんでもらえると思います。
グループ名:みまっぱ2
メニュー名:みまだいバーガーそずりんちょ
津山市の特産物である、そずり肉をハンバーガーのパテに使用しました。ミンチでパテを作るより、うまみの強いパテを作ることができました。そずり肉のしっかりとした味のハンバーグに、相性の良いチーズと蜂蜜を挟んだ抜群の美味しいハンバーガーとなりました。
グループ名:ミマダイン
メニュー名:Soy RISEバーガー
バンズは上と下で違う種類のお米を使用し、ごま油で焼きました。
上は精白米と巨大胚芽米を使用し、下は紫黒米(鏡野町産)を使用しました。
大豆ミートと里芋(奈義町産)でパテを作成しました。
酢レンコンを挟むことで大豆ミートの特有の風味を消し、酸味と食感がプラスされた、食物学科ならではの栄養価たっぷりの美味しいハンバーガーとなりました。
今回認定されたレシピを考案した「美作大学調理師会」代表の牧原 直太朗さん(食物学科1年/岡山県津山東高校出身)のコメント
「大学が休講期間であり、限られた時間の中で、満足のいくような料理に仕上げるのは大変でしたが、認定していただき嬉しく思います。この料理を美作地域のうまいもんとして全国の人に知ってもらいたいです。」