食の分野
大学
食物学科
[管理栄養士養成課程]
食物学科の原田教授がフードバンクに関する本を出版しました。
食物学科の原田佳子教授が共著にて執筆した『未来にツケを残さない―誰にでもできるフードバンクの作り方』が出版されました。
本書では、日本で求められているフードバンクの役割について多くの事例・統計などを用いて紹介しています。また、原田教授らがゼロからフードバンクを立ち上げ、人をつないできたこれまでの活動をたどり、フードバンクの作り方や役割を伝えます。
その中で、原田教授が顧問を務める“美作大学食品ロス削減サークル”や研究室が、地域の高齢者や子どもたちにフードバンクで集まった食材を使って食事をふるまう食事会の開催や、子どもたちが食品ロスについて楽しく学べる「食品ロス削減かるた・すごろく」の作成など、精力的に行ってきた活動も紹介されています。
■タイトル:『未来にツケを残さない―誰にでもできるフードバンクの作り方』
■著者:原田佳子(美作大学食物学科教授)、増井祥子、糸山智栄、石坂薫
■出版社:高文研
■出版年月日:2017年10月6日
■ISBN:9784874986356
■定価:本体1,700円+税
■目次
第1部『誰にでもできるフードバンクの作り方』
第1章 それは、偶然から始まった
第2章 お金があったり、なかったり
第3章 ネットワーク型の底力(ソコヂカラ)
第4章 切り口は無限に
第5章 フードバンクは止まらない
第Ⅱ部『未来にツケを残さない』
第1章「あいあいねっと」の活動をはじめたきっかけ
第2章あいあいねっとの活動の紹介
第3章 高齢者の食の実態と課題
第4章 世界と日本の食糧事情と貧困の実態
第5章 食品ロス及び貧困、格差拡大は社会の仕組みの中で構造的に再生産される
第6章 管理栄養士として見えてきた食品ロスの課題
第7章 食品ロス削減のための食育活動
第8章 日本のフードバンク活動の課題と今後のフードバンク活動の役割
詳細については出版社のサイトをご覧下さい。