免許・資格

食事を考えること、栄養を考えること、それはその人のことを考え、その人の大切な人生を考えることです。

管理栄養士は、患者さんの療養のために、あらゆる人々の健康増進のために栄養マネジメントを行うことが主な仕事ですが、そこで大切になってくることは、管理栄養士が患者・高齢者をはじめ、あらゆる個人に対して親身になって対応できるということです。管理栄養士は、“食”のスペシャリストとして、“食”を通して多くの人とかかわることで、多くの人々の健康に寄与することができ、その暮らしをサポートしていくことができますが、そのためには、接することになる一人ひとりに対して、細やかな気遣いや深い思いやりが必要になってきます。
人間は、一人ひとりの顔が異なるように、それぞれの持つ食の問題も異なります。そのため、どのような栄養マネジメントをしなければならないかは、個人によって千差万別です。そのようなことに対応していくためには、まず一人ひとりを十分に理解していくことが必要です。人に対する温かい配慮と深い理解は、管理栄養士の基礎です。そして、その上にこそ大学での専門的な学びが生きてきます。管理栄養士養成課程で育てる人材は、このようなあらゆる個人に対して親身であることができ、専門的知識を背景に食の面から的確な指導ができる質の高い“食”のスペシャリストです。

取得できる資格

食物学科では、管理栄養士国家試験受験資格と中・高校教員(家庭)、栄養教諭の免許を同時取得できる学科です。

  • 管理栄養士国家試験受験資格

  • 栄養士資格

  • 栄養教諭一種免許状

  • 中学校・高等学校教諭一種免許状(家庭)

  • 食品衛生管理者任用資格(注1)

  • 食品衛生監視員任用資格(注1)

  • 社会福祉主事任用資格(注1)

  • レクリエーション・インストラクター資格

  • 防災士資格(注2)

(注1)任用資格とは、特定の職業・職位に任用されるための資格のことで、該当任用資格を取得後、当該職務に任用・任命されて初めて効力を発揮する資格である。

(注2)

科目名称 単位数
災害を知る 2
災害に備える 2

防災士の資格を得るには、「災害を知る」「災害に備える」の2科目を受講し、単位を取得したのち、日本防災士機構が実施する「防災士資格取得試験」を受験し、合格するとともに、全国の自治体、地域消防署、日本赤十字社等の公的機関、またはそれに準ずる団体が主催する「救急救命講習」(心肺蘇生やAEDを含む3時間以上の内容)を受け、その修了証を取得すること。

管理栄養士国家試験について

管理栄養士としての基礎知識、技能の習得を全力でバックアップします。
また、講話会や臨地実習を通して、管理栄養士の仕事と使命の理解を深めます。

2年次

先輩の講話会/管理栄養士の講話会(4年次まで)

3年次

臨地実習

インターンシップ

4年次

3年次の3月より直接的国試受験指導を行い、4年次の3月に管理栄養士国家試験を受験します。

国試学習支援

  1. 科目別対策講座「管理栄養特別演習Ⅰ~Ⅷ」、過去問題の解説講義、最終盤の20点up講座
  2. 模擬試験(学習到達点の確認)
  3. 学習相談(チューター指導)
  4. 卒業生講演会
写真:3人の学生が国試の対策を行っている。

栄養教諭、中学校・高等学校教員(家庭)の免許状取得と採用試験に向けて

食物学科は、管理栄養士国家試験受験資格と中・高校教員(家庭)、栄養教諭の免許を同時取得できる学科です。
現場経験のあるスタッフが、採用試験対策のサポートをします。※教員免許状取得希望者

1年次

教職履修の確認

2年次

介護等体験

特別支援学校・社会福祉施設にて7日間の実習を行います。

3年次

教員採用試験対策

(注)4年次7月まで行います。

4年次

教育実習(家庭)

模擬集団面接

面接時のノウハウや、面接官の評価の観点を把握します。

6月~ 教員採用試験

写真:女性が教育実習で黒板の前に立って生徒に説明をしています。