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学科トピックス

先輩社会福祉士と共に学ぶ!!『美作大学社会福祉学会~卒業生・在校生交流セミナー~』開催!

2021年06月04日 社会福祉学科

5月29日(土曜)、本学100周年記念ホールにて『2021年度 第14回 美作大学社会福祉学会~卒業生・在校生交流セミナー~』が開催されました。

 

セミナーの様子

 

『美作大学社会福祉学会』は、卒業生が集い、福祉現場の仕事内容、やりがい、抱えている課題等を共有し、大学で学んだことと、福祉実践を結びつける機会を作るために設立されました。

卒業生と在学生の交流と学びの場であり、お互いのつながりを作る契機とするとともに、卒業生のみならず大学圏域の福祉専門職とのつながりを作り、お互いの研修の場となることを目的としており、今年度で14回目の開催となります。

 

今回も前回同様に、新型コロナウイルス感染対策の為、時間を短縮し、県外在住の卒業生についてはオンラインでの参加としました。

<前回の様子はこちら>

 

まず、第14回実行委員長の福田美波さん(4年生/岡山県林野高校出身)より、「このコロナ禍において、今回も前回に引き続きオンラインを取り入れた形での開催となりましたが、ご参加いただいた皆様には感謝申し上げます」と開会の挨拶がありました。

 

挨拶する学生

 

第1部のシンポジウムでは、「地域共生社会における社会福祉士の役割」をテーマに、「地域包括支援センター」「NPO法人」「社会福祉協議会」で勤務している3名の卒業生がシンポジストとなり、職場での実践報告や意見交換等を行いました。

 

 

最初に、コメンテーターである社会福祉学科小坂田稔学科長より、今回のセミナーのテーマである「地域共生社会における社会福祉士の役割」についての話がありました。

 

「現在、わが国では、制度の狭間の問題や生活課題の重複化、社会的孤立の問題などがあり、地域共生社会の実現を阻んでいる。このため、社会福祉士は、縦割り支援ではなく、分野を超えて連携・協働して課題を解決していく必要がある」と説明し、「社会福祉士を目指すみなさんには卒業生の実践報告を聴いて学んでもらいたい」と在学生にメッセージを送りました。

 

学科長の写真

 

 

実践報告の中では、複合的な地域生活課題を抱えている世帯のニーズを、しっかり把握することに努めながら仕事をしている様子や、領域が違う機関・団体・職種と連携をとっていくなかでの課題や難しさ、また、専門職と地域住民、当事者がどのように連携をしているか等、事例を踏まえた話がありました。

さらには、ニーズキャッチの仕組みをしっかり作って、コミュニティソーシャルワーカーが専門機関につないだり、地域住民と一緒に考えたりし、地域共生社会に向けてソーシャルワークに取り組んでいる実践的な話を聴くことができました。

 

シンポジウムの様子

 

第2部の「卒業生との交流会」は、通常は分野別にブースを設け、在学生が興味のある分野や将来の進路を考えている分野へ行き、卒業生と情報交換を行います。しかし、今回は感染対策のため対面での実施は中止し、パネルディスカッション形式で、事前に在学生から集めた質問に対して、パネリストの卒業生にQ&A方式で答えていただきました。

 

パネルディスカッションの様子

 

第1部からメンバーが変わり、「地域包括支援センター」「社会福祉協議会」「児童養護施設」「市役所」「病院」「特別養護老人ホーム」で勤務している6名の卒業生がパネリストとして参加しました。

在学生は、就職や実習、勉強に関する悩みなど同じ学科を卒業した先輩だからできる助言を受け、有意義な時間となりました。

 

最後に副実行委員長の福本真由さん(4年生/鳥取県鳥取東高校出身)が、参加者へのお礼の言葉と共に閉会の挨拶を述べました。

 

挨拶する学生

 

 

学科の名称変更をしながら、社会福祉学科(福祉環境デザイン学科→福祉のまちづくり学科→現在の社会福祉学科)の卒業生は、現在まで997人となります。地域で活躍できる人材の養成を目標に、多くの卒業生を輩出しています。

 

 

<本学社会福祉士学科の国家試験合格率はこちら>

 

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