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『美作大学社会福祉学会~卒業生・在校生交流セミナー~』開催、オンラインで卒業生参加!
2021年03月26日 社会福祉学科
2月23日(火曜)、本学100周年記念ホールにて『美作大学社会福祉学会~卒業生・在校生交流セミナー~』が開催されました。
『美作大学社会福祉学会』は、卒業生が集い、福祉現場の仕事内容、やりがい、抱えている課題等を共有し、大学で学んだことと、福祉実践を結びつける機会を作るために設立されました。
卒業生と在学生の交流の場であり、お互いの契機をつくるものとし、さらには卒業生のみならず大学圏域の福祉専門職とのつながりを作り、お互いの研修の場となることを目的としており、今年で13回目の開催となります。
今年は新型コロナウイルス感染対策の為、時間を短縮し、県外在住の卒業生についてはオンラインでの参加としました。
第1部のシンポジウムでは、「コロナ禍の福祉現場」をテーマに、「障がい者福祉」「高齢者福祉」「医療福祉」「地域福祉(社会福祉協議会)」の分野で働く5名の卒業生がシンポジストとなり、職場での取り組み紹介や意見交換等を行いました。
誰もが経験したことのないコロナ禍において、現場ではどのような対策や工夫を行っているか現場のリアルな内容を語っていただき、この春卒業する4年生はより真剣な眼差して話を聴いていました。
特にコロナ禍であっても、ソーシャルワーカーとして大切にしている人権の視点について話を伺いました。
第2部の「卒業生との交流会」は、例年は分野別にブースを設け、在学生が興味のある分野や将来の進路を考えている分野へ行き、卒業生と情報交換を行います。しかし、今回は感染対策のため対面での実施は中止し、パネルディスカッション形式で、事前に在学生から集めた質問に対して、パネリストの卒業生にQ&A方式で答えていただきました。
第1部からさらに「児童福祉」「地域福祉(地域包括支援センター)」「行政福祉」の分野も加わり、メンバーも入れ替わって総勢13名の卒業生がパネリストとして参加しました。
在学生は、就職や勉強に関する悩みなど同じ学科を卒業した先輩だからできる助言などを受け、有意義な時間となりました。
最後に小坂田学科長より、
「私たちは“つながり”をつくるということをキーワードに取り組みを行ってきました。しかし、コロナ禍でソーシャルディスタンスが必要となり“つながり”が切られるという問題が起きています。“つながり”をどう取り戻すかがこれからの大きな課題となっており、卒業生の皆さんからはどのような取り組みをしているかを聞くことができました。本日は、卒業生が成長した立派な姿を見せてくれました。学生の皆さんは、就職してからもこの“つながり”を大事にして、先輩たちに続いて頑張ってもらいたいです。」と参加者へメッセージが贈られました。
学科の名称変更をしながら、社会福祉学科(福祉環境デザイン学科→福祉のまちづくり学科→現在の社会福祉学科)の卒業生は、現在まで951人となります。地域で活躍できる人材の養成を目標に、多くの卒業生を輩出してきました。