学科トピックス
栄養2年「食文化論」で江戸時代の食文化体感、再現料理の調理実習を実施しました
2025年10月30日 栄養学科
- 江戸時代の料理を再現 食文化を“味わいながら”学ぶ授業
栄養学科2年生の授業「食文化論」で、江戸時代の食文化をテーマにした調理実習を行いました。
講師には、食文化研究の専門家である藤井わか子先生をお迎えし、当時の食材や調理法、食習慣などを実際の調理を通して学びました。

実習では、江戸時代の料理書をもとにした再現レシピを参考に、
・こおり豆腐
・蒟蒻の煎りだし
・おぼろ大根
・芋ご飯
・いりこ出汁の味噌汁
の5品を調理しました。

「蒟蒻の煎りだし」では、たっぷりのごま油で蒟蒻を香ばしく揚げ、だしを含ませるひと手間を学びました。
味噌汁は、いりこを使って丁寧に出汁をとり、素材のうま味をしっかりと引き出しました。

限られた調味料の中で素材の味を生かす工夫や、昔ながらの出汁のとり方、煮物の味付けなど、現代の調理とは異なる知恵に学生たちは驚きと発見を重ねていました。

試食では、「素朴だけど味わい深い」「素材のうま味が引き立つ」「昔の人の食への工夫を感じる」といった感想が聞かれ、江戸時代の人々の暮らしや食の価値観に思いを馳せる時間となりました。
今回の授業を通して、学生たちは食文化の歴史を“知る”だけでなく、“味わいながら体感する”学びを得ることができました。
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