学科トピックス
学外実習に向けて本学卒業生が講義 栄養士の業務・学外実習に向けての心構えを学ぶ
2025年10月22日 栄養学科
10月21日(火曜)、栄養学科の「学外実習指導」の授業で、本学食物学科の卒業生の友實喜美子先生をお迎えし、学外実習に臨む学生に向けて、仕事の内容や心構え等をお話いただきました。
友實先生は現在特別養護老人ホーム奥津広済園で管理栄養士・ケアマネージャーとして勤務されています。

特別養護老人ホーム奥津広済園は岡山県北で初めての「新型特別養護老人ホーム」で、施設の居室をいくつかのグループに分けて、それぞれを一つの生活単位とし、少人数の家庭的な雰囲気の中でケアを行う“ユニットケア”の形式をとられています。
施設の中でも四季を感じてもらい、楽しんで食事をしてもらえるように「ひな祭り会」「ファーストフードの日」「おやつバイキング」など工夫を凝らして提供されており、また利用者の方からの「炊き立てご飯の香りを感じたい」「いろんなパンが食べたい」などのリクエストも積極的に採用して献立を考えられているそうです。
実習で気を付けることとして、友實先生から「会話はゆっくり、笑顔を忘れずに」「きちんと挨拶ができる」「身だしなみを整える」「わからないことは必ず確認する」の4点があげられました。また、表情や姿勢、身だしなみが利用者にどのような印象を与えるか比較画像をご用意くださいました。
学生たちはグループになって向かい合い、身だしなみは整っているか、笑顔で挨拶ができているかを確認し合いました。

最後に栄養士を目指す学生たちへ向けて、「就職や実習先で出会う職員や利用者の方は、皆さんの人生の先輩にあたります。今後生活の中で、今日話したことが少しでもお役に立てればと思います」とメッセージを贈られました。
参加した学生の感想
「実習先や実際に働く際は、どの現場でも笑顔を忘れないことで、利用者の方とのコミュニケーションにつなげていきたいと思いました」
「実習に必要な心構えについても教わりました。事前指導の授業内でも出たものだったので、自分の実習先でも活かしていきたいと思いました」
「管理栄養士としての業務を日々こなすのではなく、一人ひとり向き合われているからこそできていることや、利用者が喜ばれる瞬間が多いのだとわかったので、私も一人ひとりに寄り添うことのできる人になりたいと思いました」
「食事が楽しみになる工夫がたくさん感じられました。私も来年から栄養士として働くため、可能な限り一人ひとりに寄り添った、利用者の声を聴ける栄養士になりたいです」
