学科トピックス
栄養学科桑守教授、津山産小麦普及活動の一環で児童に地産地消の大切さ伝える
2023年06月23日 栄養学科
6月20日(火曜)、津山市立西小学校(津山市小田中)にて、総合学習の一環として津山産小麦を使ったうどん作りが行われ、短大栄養学科の桑守正範教授が講師を務め、6年生29名が地域の特産品や地産地消について理解を深めました。
2学期から市内の小中学校全35校で、学校給食の麺類に津山産小麦が使用されるのを前に、普及促進につなげようと津山産小麦生産普及会連絡協議会が企画したもので、桑守教授も同協議会のメンバーとして活動しています。
桑守教授は講義の中で、日本で使用されている小麦の約9割は外国から輸入しており、主な輸入元はアメリカということや、生産地から消費者の食卓に並ぶまでの輸送にかかった「食料の量×輸送距離」で表される「フードマイレージ」について説明しました。
小麦の輸送や輸送までの保管などに石油などのたくさんのエネルギーが使われており、多くのCO2(二酸化炭素)やNOx(窒素酸化物)が排出されている現状や、津山産小麦を使用することは地産地消につながり、地球環境に優しい行動であるということを話しました。
うどん作り体験では、児童たちは、薄力粉「ふくほのか」、強力粉「せときらら」を混ぜた中力粉と食塩水をボールに入れて手でかき混ぜて生地を作りました。その後、「体重をかけて頑張って」などとアドバイスを受けながら、ビニール袋の中に入れてしっかり踏んだ後、綿棒を使い机の上にで伸ばし、約3センチの太さに切りそろえていました。