学科トピックス
栄養学科1年生が授業の一環で『戸島学校食育センター』を見学
2020年02月12日 栄養学科
2月5日(水曜)、短大栄養学科1年生が『一年次セミナー』の一環として、津山市戸島学校食育センターを見学し、学校給食の役割などを学びました。
津山市では、学校給食の共同調理場として学校給食センターを設置し、給食の調理提供だけでなく、栄養教諭による食に関する教育を実践するための媒体として学校給食を活用しています。
はじめに、「調理室」を見渡せるサテライト室から、この日の献立が作られているところを見学しました。一つで1,000食分が調理できる巨大な回転釜が8つ並ぶ中、「分量の多さ」「食材の種類」「動線が重ならないように設計された調理作業工程」などを学びました。
サテライト室から見ることができない所の説明については、津山市の栄養士によって作成された解説動画を視聴し、センターに設置されている巨大な大量調理器具、徹底された衛生管理など安心安全な給食を届けるためのシステムを学びました。
その後、本学の卒業生でもある栄養教諭の内田茜先生(食物学科卒業)より、学校給食の意義や役割、学校給食ができあがるまでの工程などを学びました。
校外実習や就職を見据えた話もあり、給食の専門的内容だけでなく、短大での実習への取り組み方や学校給食に従事する栄養士として働くために必要なもの、心構えなどについてお話をいただきました。
最後に、給食の試食をし、調理現場で実際に使用されている「ひしゃく」や「スパテラ」を手に取り、使用方法や重量などを体験しました。
学生たちは、自分たちの目指す「栄養士」が、学校給食においてどのような役割を果たしているのか、また、現場での厳密な衛生管理や効率のよい調理作業工程などを目で見て学びました。
これらの経験は、専門分野での学修内容を位置付けて理解・活用していくために欠かせないものになり、協働・連携を意識した今後の講義・実習やキャリアデザインのための学びへとつながります。
参加した学生の感想
- 私が通っていた小学校や中学校には給食室がありました。戸島学校食育センターのような大きい施設を見学することは初めてでしたので、貴重な体験となりました。
- 想像以上に施設が綺麗でした。就職先として給食施設への魅力を感じました。
- エプロンの色で作業内容をわけるなど、衛生管理が徹底されていることがわかりましたし、残食を少なくする工夫や調理工程などを学べて良かったです。