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[栄養士養成課程]

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栄養学科「給食管理実習Ⅱ」で、学外実習に向けて本学卒業生が講義

2022年11月09日 栄養学科

11月8日(火曜)、栄養学科の「給食管理実習Ⅱ」の授業で、本学食物学科の卒業生の友實喜美子先生をお迎えし、学外実習に行く学生に向けて、仕事の内容や心構え等をお話いただきました。

友實先生は現在特別養護老人ホーム奥津広済園で管理栄養士・ケアマネージャーとして勤務されています。

 

講義の様子  講義の様子

 

特別養護老人ホーム奥津広済園は岡山県北で初めての「新型特別養護老人ホーム」で、施設の居室をいくつかのグループに分けて、それぞれを一つの生活単位とし、少人数の家庭的な雰囲気の中でケアを行う“ユニットケア”の形式をとられています。

施設の中でも四季を感じてもらい、楽しんで食事をしてもらえるように「ひな祭り会」「ファーストフードの日」など様々なテーマの行事食を作られており、また利用者の方からの「炊き立てご飯の香りを感じたい」「いろんなパンが食べたい」などのリクエストも積極的に採用して献立を考えられているそうです。

 

実習で気を付けることとして、友實先生から「会話はゆっくり、笑顔を忘れずに」「きちんと挨拶ができる」「身だしなみを整える」「わからないことは必ず確認する」の4点があげられました。

学生たちはグループになって向かい合い、身だしなみは整っているか、笑顔で挨拶ができているかを確認し合いました。

 

講義の様子

 

友實先生はケアマネージャーの仕事も、利用者の食事を通して体調を把握できたりプランを立てたりなど、管理栄養士として働いてきた内容の延長線にある、と話されました。

そして学生たちへ、「ケアマネージャーの仕事はまだ手探りだけれども、新しいことにチャレンジさせてもらえる環境に感謝しています。皆さんも、何かを任されたとき、『自分だから声をかけてもらえたんだ』と思って無理だと思う前にチャレンジをしてみてください」と伝えられました。

 

最後に栄養士を目指す学生たちへ向けて、「就職や実習先で出会う職員や利用者の方は、皆さんの人生の先輩にあたります。今後生活の中で、今日話したことが少しでもお役に立てればと思います」とメッセージを贈られました。

質疑応答の時間には、「ケアプランを考える際に一番意識していることは何ですか」「管理栄養士として働くにあたって一番大変だったことはなんですか」など、2つの職業に対する質問が寄せられました。

 

講義の様子  講義の様子

 

 

参加した学生の感想

 

  • 「利用者の方が普段と変わらず何不自由なく生活が送れるように意見を取り入れ、毎日の環境づくりに取り組んでいらっしゃる施設の方に感動しました。経験の少ない私たちにとって、先生のお話が深く心に残りました。」
  • 「ただ献立を作成し調理をするのではなく、常に利用者様の心に寄り添い様々な工夫をされていて、自分もそんな栄養士になりたいと思いました。」

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