里親サポーター養成講座を開催しました
2017年02月28日 社会福祉学科

2月19日、美作大学里親・里子支援サークルの主催による里親サポーター養成講座が開催されました。本企画は、地域に里親・里子支援の輪がさらに広がり、里親・里子が安心して暮らせる社会になることを目指して企画されたものです。

講座では、徳島県里親会理事で、ご自身も里親として里子を受け入れている西森律身氏にご登壇いただき、『親と子のコミュニケーション 〜怒らず子どものやる気を引き出す〜』と題してお話いただきました。西森氏はコモンセンスペアレンティングトレーナーとしても活動されており、今回の講座では、親がしてほしいことを子どもにうまく伝え、親による虐待や子どもの問題行動を予防する心がけやその方法についてレクチャーいただきました。
途中、参加者同士でペアになって親と子供の役に別れてロールプレイをしたり、動画によるケーススタディを交えながら、子どもに親が伝えたいことを理解させ、できるようにするにはどうしたらよいのかについて解説されました。

受講した学生や一般の参加者は、2人組で片方だけが立ったり、背中合わせで離れたりして会話するロールプレイを行って、「話す内容は同じでも、顔を見ていないだけで伝わっているかなんだか不安になったり、印象がぜんぜん違ったりした」と、子どもと接している時に、ちょっとした話し方の違いで子どもの受け取り方が全然変わってくることを実感していました。
西森氏は今回の講座を通じて、「子どもがわかっていないのは、子どもがわからないのではなく、親の教えが届いていないということ。子どもに教えが届くように、適切な方法を考えていくことが大事」と、強調されていました。