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学科トピックス

大学 社会福祉学科1年生-セツルメント活動について学ぶ

2021年11月24日 社会福祉学科

11月17日(水曜)大学 社会福祉学科1年生が本学職員で北海道大学でセツルメント活動の経験者である光井俊之氏を講師に迎え、日本の学生セツルメント活動について学びました。

福祉を学ぶ人は知っておきたいセツルメント活動ですが、なかなか実際に活動をしていた方からの話を聞ける機会はありません。この度は北海道での学生農村型セツルメントのどんぐり会のメンバーだった光井氏に直接お話を聞くことができる貴重な時間でした。

光井氏の講義の様子

 

光井氏が入会した1973年頃の農村セツルメントの活動内容を中心に当時約100名のメンバーが地域に滞在中にどのような活動をしていたか写真のスライドとともにわかりやすく話してくださいました。

学生セツルメントは学生が地域に貢献することよりも、学生が地域社会と関わることで、大学で学問を学ぶことが、どのように社会に役に立つのかを学ぶ場であり、自己を成長させる為のサークル活動という位置づけでした。北海道の学生セツルメント活動は穂別村と新篠津村の2村で、20名~30名のセツラーが5班に分かれ集落に一週間、地域の会館に泊まり込み、地域の方々(子ども・婦人会・青年団)と交流しました。地域に行ったら、全集落を訪ね、地域一人ひとりとお話する機会の場を設け、訪問が終わるとパート会という前回の実践の総括や実践課題や計画の討議、そして悩みの共有化などを行ったそうです。

「セツルメント活動で学んだことは、相手の立場になって考えること、何をされたら嫌か、なにをしたら心地いいかを考えて行動すること。そして、いい意味での開きなおり、北海道の気候ならではの住民の気質を目にし、いい意味での開き直りを学びました。最後に現場第一主義の考え方です。現実は現場に行ってからこそわかるし、地域に行って何をするかは自分たちで考えて行動することが大切です。」と光井氏は話されました。

光井氏の講義の様子

【学生の感想】

  • セツルメント活動について今回お話を聞かせていただいて、当時私が大学生だったら、すごく参加したいなと思いました。時代を経て、セツルメント活動の位置づけが変わっていく中で、学生一人ひとりが主体的に地域住民や子どもたちと関わり合っていて、『地域の人との関わり』の本当の意味はこういう事なのかと感じました。今の私が大学生の立場で、もっと自分から沢山のことに挑戦していくべきだと実感しました。
  • セツルメント活動で学んだことの中に「相手の立場になって考えること」とありましたが、社会福祉士(ソーシャルワーカー)になる上で本当に重要になってくることだと改めて思いました。貧困地域を訪れ、生活改善を行うということは、聞くだけで大変そうだなと思ったのですが、先生の話を聞いたり、写真を見たりすると結果的に素晴らしい活動なのだろうなと興味を持ちました。地域の人や色々な人に怒られながらも、自主的に考え行動することが地域の復興、自分の成長につながるのだと思いました。

 

 

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