学科トピックス
中山間地域の居場所づくりを学ぶ ― 社会福祉学科学生が美作市上山地区でインタビュー調査を実施
2025年11月10日 社会福祉学科
2025年11月7日(金曜)、社会福祉学科の学生7名が、美作市上山地区を訪れ、中山間地域における「居場所づくり」をテーマとしたインタビュー調査を行いました。
この取り組みは、武田英樹・菅原明美両教員による2025年度地域生活科学研究所所員活動助成費「学生のPBLによる美作地域にコミュニティ持続に向けた実践研究」に続く活動の一環として実施されたものです。
上山地区の現場で“暮らしの声”を聴く

当日は早朝に美作大学を出発し、雲海が広がる上山展望台で地域住民の方々と合流。自然豊かな風景の中で地域の特色を体感した後、地区内の古民家「いちょう庵」にて、住民の方々へのインタビューを行いました。
学生たちは、地域に関わりながら暮らす方々から、次のような多様な視点でお話を伺いました。
- 水柿大地さん:上山地区と移住者の関係性づくりについて
- 梅谷奈々さん:子育て世帯から見た上山での暮らし
- 熊丸博樹さん:地域交流イベント(ランチ会)を通じたコミュニティづくり
- 梅谷真慈さん:この集落に住み続けるために必要な仕組みや支え
昼食はインタビューに協力していただいた方々とのバーベキュー形式で行われ、交流を深めながら、住民の思いや地域課題への理解をさらに深めました。
学生の学びと地域とのつながり

今回の調査を通じて、学生たちは中山間地域における「人と人とのつながり」「暮らしを支える仕組み」「地域の持続可能性」について実践的に学ぶことができました。
また、現場での聞き取りを通じて、社会福祉士として地域の課題に寄り添い、地域資源を生かした支援のあり方を考える貴重な機会となりました。
今後も社会福祉学科では、地域と連携したPBL(課題解決型学習)を通じて、学生が地域社会の課題に主体的に取り組む学びを推進していきます。
上山地区には、11月16日(日)に開催される「英田上山収穫祭」にも、社会福祉学科・上山コミュニティワーク実践研究会が参加し、屋台も出店予定です。
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