学科トピックス
美作大学社会福祉学科 武田ゼミの学生5名と短期大学部専攻科の学生4名が、社会福祉法人あかねが運営する 「デイサービスリゾート杣緑(そまみどり)」 を視察しました。
- まるで“リゾートホテル”のようなデイサービス
施設内には、天然温泉「杣人の湯」やカラオケルーム、レストラン、足湯、広大な庭園など、まるでリゾートホテルのような環境が整っていました。
見学した学生たちは、「通いたくなる工夫がたくさんあって、利用者が楽しみながら過ごせる施設だと感じました」「露天風呂や炭酸泉など、入浴方法が選べるのも魅力的!」と感想を語っていました。
すれ違うスタッフからも笑顔で挨拶をしていただき、普段も変わらない笑顔と声掛けが利用者に向けられているのだろうと思える自然な応対にも接遇教育がいき届いており、建物だけでなく、スタッフの質の高さも感じ取ることができました。
- 利用者を飽きさせない数多くの部活動とイベント
杣緑では、利用者が自分の好きな活動を自由に選び、囲碁・将棋・ダンス・絵画・ヨガなど多くの“クラブ活動”やイベントが行われていました。
「自分で活動を選べる“自己決定”を大切にしていて、利用者の生きがいや役割づくりに繋がっている」「散歩や温泉、イベントを目的に通うことで、心も体も健康になれる」
学生たちは、利用者の主体性を尊重する支援のあり方を学び、“福祉=支えるだけでなく、人生を楽しむための仕組みづくり”の大切さを実感しました。
- 職員にもやさしい“働き方改革”
杣緑では、職員一人ひとりが自分に合った働き方を選べる3つの勤務形態や、努力がきちんと評価される手当制度を導入していました。
「利用者だけでなく、職員のことも大切にする姿勢が素敵」「働き続けたくなる職場環境が、“自分の親に勧めたくなる施設”に繋がっている」と学生たちは、支援者の働きやすさが、結果的に利用者へのより良いサービスに結びつくことを学びました。
- 見学を終えて
「“どうせやるなら精一杯やった方が面白い”という法人の理念が印象的でした。」
「どれだけ良いサービスを提供していても、発信しなければ伝わらない。福祉の広報の重要性も学びました。」
学生たちは、利用者の「楽しみ」や「生きがい」を支える福祉の新しい形を実際に見て、将来のソーシャルワーカーとしての視点をさらに広げる貴重な経験となりました。
自然と笑顔があふれる「杣緑」での時間は、“これからの福祉”を考える大きなヒントになりました。