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学科トピックス

社会福祉学科1年次セミナーでPBL(課題解決型学習)に挑戦 ~学びを深め、伝える力を育む~

2025年10月14日 社会福祉学科

10月9日(木曜)、社会福祉学科1年次セミナーのPBL(課題解決型学習)発表会・1日目が開催されました。

社会福祉学科の1年次セミナーでは、前期中にハンセン病に関する国立療養所の視察研修を実施(視察研修の様子はこちら)。その経験をもとに課題を発見し、解決策を考えるPBLに取り組みました。

1日目の発表に臨んだ3グループの学生たちは、直前まで内容を見直し、最後の瞬間まで協力して発表を仕上げました。

 

  • 参加者を巻き込みながら伝える“体験型の発表”

 

発表では、全体への問いかけで「考えてみましょう」と促したり、グループ内で互いにインタビュー形式で進行したりと、聞き手を巻き込みながら学びを深めるような工夫も見られ、自分たちが「なぜその課題に関心を持ち」「どのように調べ、考えたのか」を丁寧に共有。教室全体が一体となって学びを深める、まさに“体験型”の発表となりました。

 

  • 子どもたちへの授業を企画したグループも

 

「小学生を対象にした授業づくり」をテーマに取り組んだグループは、どんな意図をもって、子どもたちに前向きに考えてもらえるように話すか。
頭と心を使って考え、見た人がどんな気持ちになり、どう行動するかを想像しながら、自分の言葉で説明する姿が印象的でした。
「自分にも起こりうること」として捉えてもらうにはどうすればいいかを真剣に考え、発表を通して伝える力を磨いていました。

 

  • 表現とデータで伝える工夫

 

3つ目のグループは、スライドに音声を入れて印象を強めたり、新しい言葉を創作したりと、ユニークな発想と工夫が光りました。
加えて、実際に学生を対象としたアンケートを実施し、統計を取り出してそこから何が見えてくるかを徹底的に議論したうえで、発表内容をまとめあげていました。

 

  • 互いに学び合う、活発な意見交換

 

発表後には、学生同士の感想や質問が飛び交い、活発な意見交換が行われました。
「オリジナリティがあり、対象年齢に合わせた工夫があった」
「興味を引くストーリーがよかった」
「統計データが分かりやすく整理されていた」
といった感想が寄せられ、互いの発表から多くの刺激を受けている様子でした。

また、2日目に発表予定の学生からは「今日の発表を聞いて取り入れたい工夫や表現方法に気づけた」「データの使い方を参考にしたい」といった前向きな声もあり、学びが次へとつながっています。

 

  • 社会福祉学科1年 森稀々香さん

PBLを通して、多くの視点を持って、グループワークに取り組む大切さを学びました。
私たちのグループは多くの意見が出たときに、グループ分けして整理し、組み合わせることで、すべての意見を課題解決に繋げていきました。
今後、意見は多数決で決めるのではなく、多くの視点から課題解決に繋げ、新しい意見に導く方法を、取り入れていきたいです。

 

  • 教員からの講評と、次回への期待

教員からは、「同じ場所を視察したにもかかわらず、グループによって焦点を当てる視点が異なっていて素晴らしい」「感想や質問、フィードバックを通して、さらに学びを深めたことでしょう。これからの4年間に期待しています」と講評がありました。

 

 

2日目の発表は10月16日(木曜)に実施予定です。今回の経験をもとに、さらにブラッシュアップされた発表に期待しています。


  • 1年次セミナーとは

本学の1年次セミナーは、少人数教育の一つとして開講している授業です。大学での学び方や生活への適応、将来のキャリア形成に必要なスキルを身につけることを目的としています。

 

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