学科トピックス
社会福祉現場を知る:社会福祉学科2年生が施設見学実習へ行ってきました
2025年08月25日 社会福祉学科
8月上旬の2日間、社会福祉学科の2年生たちが、将来の専門家としての第一歩を踏み出しました。3年次の本格的な実習を前に、児童から高齢者まで、多岐にわたる福祉施設や事業所を巡る「施設見学実習」に参加。7月から入念に事前学習を重ね、法律やサービス内容、施設の役割についてじっくりと向き合ってきました。
- 現場でしか得られない学びと発見
学生たちは、児童自立支援施設、児童養護施設、高齢者施設、障がい児施設、障がい者支援施設を訪問。教室の机上だけでは触れることのできない、実習に備えて福祉の現場を肌で感じることができました。利用者の方々や最前線で働く職員から直接話を聞く機会は、学生たちの視野を広げ、新たな視点を与えてくれました。進んで質問をしたり、メモを取ったりする熱心な姿勢は、学びをより深いものにしました。
児童自立支援施設岡山県立成徳学校 / 特別養護老人ホーム 旭川敬老園
旭川荘療育・医療センター 旭川療育園・旭川児童院 / 障害者支援施設 竜ノ口寮
児童養護施設 立正青葉学園
- 実習後の「対話」で気づきを深める
2日目の午後には、大学でグループスーパービジョンを実施。少人数のグループで、担当教員とともに実習での学びや気づきについて活発な意見交換が行われました。「なぜそう感じたのか?」「実際の現場環境や使われている設備をみてどう感じたのか?」といった対話を通じて、それぞれの経験がより確かな知識へとなりました。
この実習は、単なる見学にとどまらない、自分自身のキャリアを深く考える貴重な時間となりました。これから始まる3年次の実習や将来の学習への意欲が、さらに高まったようです。
- 学生の声
2日間でたくさんの施設を訪ね、それぞれの施設が利用者さんの個性に合わせて、細やかな工夫をしているのを知りました。2日間あっという間の短い時間でしたが、福祉の仕事の奥深さややりがいを肌で感じることができ、より具体的に実習先をイメージできました。
見学を通して、支援者の方々がどのような環境でサービスを提供しているのかを感じることができました。特に、困難な状況にある利用者さんが、施設でどのように過ごされているのかを間近で見ることができ、『どうすればこの人の力になれるか』を改めて考えるきっかけになりました。実際の実習では講義で学んだ『多職種連携』のなども意識して臨みたいと感じました。今回の経験を活かして、今後の勉強や実習にもっと力を入れていきたいです。