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学科トピックス

社福 松尾ゼミ 先輩から学ぶボランティアをテーマに「ボランティア論」講義を実施

2025年07月07日 社会福祉学科

7月6日(日曜)、集中講義「ボランティア論」(2日目)を行いました。今回のテーマは「先輩から学ぶボランティア」。

まず、美作大学ボランティアセンタースタッフによるセンターの紹介とともに、「一歩踏み出す」をキーワードにしたグループワークを実施しました。センターからは、学内外での具体的なボランティア活動の事例紹介や、学生の主体的な参加を後押しするサポート体制についての説明があり、参加者は真剣に耳を傾けていました。

 

ボランティア論風景 ボランティア論風景

 

その後のグループワークでは、ボランティア活動に関心を持つ学生たちが、小グループに分かれて意見を出し合いました。「自分が興味を持つ分野は?」「ボランティアに参加するうえで不安なことは?」「どうすれば最初の一歩を踏み出せるか?」といったテーマについて、和やかな雰囲気の中で対話が進みました。

学生たちは、センターの活動紹介をきっかけに、自分たちの中にある「やってみたい気持ち」に気づき、それをどのように形にしていくかを仲間と共に考える時間となりました。普段の授業ではなかなか話す機会のない他学年や他学科の学生との交流もあり、互いに刺激を受け合いながら、自身の行動へのヒントを得ている様子が見られました。

 

  • 能登の地で掴んだ気づき:被災者の「心と人生」に寄り添うということ

ボランティア論風景

 

次に、社会福祉学科4年 副田康生さん(武田ゼミ)による発表「#能登へボランティアに行ってみた」では、今年発生した能登半島地震の被災地で行った災害ボランティア活動について、実際の体験に基づいた報告がありました。副田さんは、現地での泥かきや物資運搬などの作業を通じて感じたことや、被災者の方々との交流の中で生まれた「気づき」や「つながり」を、等身大の言葉で語ってくれました。

中でも印象的だったのは、副田さんの言葉――

「災害ボランティアは、ただの肉体労働じゃない。被災者のその後の人生を一緒に見つける手伝いなんだ」。

この言葉には、目に見える支援だけでなく、心に寄り添いながら未来を共に考えることの大切さが込められており、会場の多くの学生にとって、新たな視点をもたらすものとなりました。

副田さんの、経験を通して実直に語られた言葉の数々は、多くの学生に勇気と気づきを与え、「自分にも何かできるかもしれない」と感じさせる、心に残る熱いメッセージとなりました。

 

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