学科トピックス
上山コミュニティワーク実践研究会 中山間地スタディ合宿
2025年05月19日 社会福祉学科
社会福祉学科自主ゼミグループの上山コミュニティワーク実践研究会(武田教授顧問)が、活動拠点である美作市上山地区において「中山間地スタディ合宿in上山」を5月10日、11日の1泊2日で行いました。
2025年度のスタートアップ研修にもなる合宿には社会福祉学科2年生から4年生までの合計11名が参加しました。今年度は、PBL(課題解決型学習)の視点も取り入れつつ、活動拠点である上山地区をモデルに中山間地域の課題に着目しつつ、地域での取り組みに参加し、その解決策を探る活動展開を目標に掲げて活動を展開することになっています。
【スケジュール】
- 10日(土)
12:00〜上山地区 古民家いちょう庵到着
上山地区についての説明
地域コーディネーター 水柿大地 水柿友里子
ワークショップ:自己紹介カードづくり
14:00〜フィールドワーク:上山地区散策&いちょう庵で遊ぶ
15:00〜交流会 BBQ,
18:30〜雲海温泉タイム
20:00〜宿泊先:古民家にて明日の打ち合わせと団欒タイム
- 11日(日)
7:00~起床・朝食
8:30~地区行事参加:水路掃除(住民9人・学生・教員12人)
12:00~昼食
13:00~振り返りのスーパービジョン
地域コーディネーター
水柿大地
水柿友里子
熊丸博樹
美作大学教授 武田英樹
15:00~上山出発
解散
この2日間、上山地区での地域共創の取り組みを学び、上山の課題、上山の魅力、学生たち自身にできることなどの意見交換を行い、ソーシャルワークの視点に立った価値ある合宿となりました。
【参加学生の感想】
「天気も良く、景色がとても良かったため外で楽しく交流できました。上山に住む住民の方々と食事を交えて話し合うことで、自分たちとはまた違った暮らしを知れて良かったです。何度か上山で活動しているが、今後も上山の魅力を深めるために活動に参加したいと思いました。『魅力』は自然が豊かで、自然を活かした活動を行えるところや上山に住む方々はみんな繋がってるところ、『課題』はインフラや活動が天候に左右されやすいところだと感じました」
「魅力は自然が豊か!人が優しい!、人と人とのつながりが強い。課題は少子化•人手不足、インフラです。美味しいご飯と温泉、豊かな自然でリフレッシュできました!集落の人達が自分のことを覚えていてくれて、今まで何度も来て良かったと感じました!!ゴールデンウィークの最後に楽しい思い出が作れました!」
「魅力は地域同士の繋がりや地域住民の中が良いところ。課題はどこに行くにも遠い、高齢化、少子化です。私たちにできることとして、今回の水路掃除のように、高齢化が進んでいる地域に若い人材を送り込むなどし、困っていることを探して手伝えることは手伝うことが必要だと感じました」
「魅力は住民の人柄が良く、不便だからこそ、一つ一つの作業に達成感がある。課題は水路掃除など、今はできていても、高齢化と人手不足でいずれできなくなる。自分にできることは、今日のような活動に参加したり、たくさんの人に上山地区をPRすることだと思いました」
「上山について詳しくお話を聞き、またツアーをしたことで今まで曖昧だった上山のイメージが具体的になり、課題と魅力を確認することができました。上山地区の魅力は住民同士の繋がりが強い、初めて会う人でも親切に接してくれることで、課題は人口減少です」