学科トピックス
社福松尾ゼミ_地域に学ぶ ~子ども居場所事業でのボランティア活動を振り返って~
2025年04月25日 社会福祉学科
松尾ゼミ(4年生)8名は、「子ども×地域福祉」をテーマに、実践的なフィールドワークを通じて福祉の現場に触れることを大切にしています。この度、春休み期間中に、美作市社会福祉協議会(以下、美作市社協)が運営する「子どもの学習支援・居場所づくり事業(以下、居場所事業)」にボランティアとして参加しました。
美作市社協の運営する居場所事業は、家庭や学校以外に安心して過ごせる「第三の居場所」を子どもたちに提供する地域協働型の取り組みです。私たちは、学習支援や遊びを通じて子どもたちと関わりました。最初はどのように距離を縮めればよいか迷いもありましたが、回を重ねるうちに自然なコミュニケーションが生まれ、子どもたちの笑顔や言葉から信頼が芽生えていくのを感じました。
- 関わるということ、ボランティア活動の意義
活動後、4月24日(木曜)には地域の美作市社協の松本陽さん、芦田瑠美さん(美作大学卒業)をゼミにお招きし、振り返りの場を設けました。お二人からからは、私たちの関わり方に対する具体的なアドバイスをいただくとともに、「居場所事業に学生ボランティアが関わる意味や期待」、「子どもたちの体験活動の必要性」など、今後のゼミ活動に活かせる示唆を数多くいただきました。
このボランティアを通じて、支援を「支援する側・される側」という単純な構図で捉えるのではなく、人と人との関係性の中で築かれるものであることを実感しました。子どもたちの抱える背景はさまざまであり、だからこそ私たち一人ひとりの関わり方が問われるのだと強く感じました。
松尾ゼミは、今後も居場所事業への関わり継続しながら、現場からの学びを大切に、より実践的な福祉の理解を深めていきたいと考えています。
- ゼミ生の感想
・子ども達と関わる中で、その子の抱える悩みを聞くことができた。逆に、その子の良いところも多く見えた。
・最初は上手く話せるか不安だったが、どんどん心を開いてくれているのが分かって嬉しかった。
・声の掛け方を変えることで作業に参加してくれたので、子どもたちのやる気を引き出すやり方をそれぞれに見つけて接することが大切だと感じた。
私たちが居場所事業へ関わることで、少しでも未来の子どもたちの笑顔につながることを願っています。