学科トピックス
社会福祉学科 第30回日本精神障害者リハビリテーション学会でポスター発表
2023年12月08日 社会福祉学科
12月2日(土曜)・3日(日曜)、倉敷市芸文館において「第30回日本精神障害者リハビリテーション学会」が開催され、社会福祉学科4年菅原明美研究室所属の学生6名が参加しました。
菅原研究室では家族会についての調査研究を行っており、20年以上継続して活動している岡山県内の精神障害者家族会を対象にインタビュー調査を行いました。
調査結果では、家族会は当事者や家族にとって重要な役割を果たしており、活動を継続していく為に奮闘している一方で、家族会単体だけでの活動の限界や地域の中で孤立してしまうといった課題が明らかとなり、家族会と地域が繋がる機会の必要性が見えてきました。
このたびの学会ではその調査結果をもとに、「地域包括ケアシステムにおける精神障害者家族会の役割~実態と可能性~」についてポスター発表を行いました。
診療所の看護師や訪問看護ステーションに所属する作業療法士、保健所の精神保健福祉士の方など、多くの方からご意見を頂くことができました。
- 学生の感想
「『3つの提言について、必要なことだと思う』と感想をいただき、地域のなかで精神障害に対する理解を深めることの必要性について語り合うことができました」
「『閉塞感のない地域を創るには、まずどの機関にどのように働きかけるのか分からない』という意見をいただき、実現することの難しさを改めて感じました」