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学科トピックス

社会福祉学科2年、「障害の理解」で当事者や家族の実体験を聴き学ぶ

2023年08月01日 社会福祉学科

7月15日(金曜)、大学社会福祉学科2年生「障害の理解」の授業で、ゲストティーチャーに長谷川真実さん、長谷川総一郎さんをお招きし「福祉のお仕事から見えたもの~大切なのはコミュニケーション~」をテーマにご講義いただきました。長谷川さん親子には昨年も本授業にお越しいただき、2年目となります。

 

講義の様子

 

母親の真実さんが総一郎さんを出産した際、生まれてすぐに脳の障害があることがわかり、出産直後に救急車で大きな病院に行き手術を受けました。

医師からは長い命ではないことを告げられましたが、真実さんは諦めずに総一郎さんを育て、体幹や、視覚、上肢に障害がありますが、総一郎さんは現在36歳になります。

 

講義の様子

 

真実さんからは子育て奮闘記や、あきらめないことの大切さなどについての話がありました。また、介護職として勤務されている経験から、「一番大切なのは人と人とのコミュニケーション」ということをテーマとした話がありました。

 

 

総一郎さんからは、放置自転車や歩道の傾きなど日常生活の中での困りごとについてのお話があり、「障がいのある人は一人一人生活レベルが違い、個人差があるので人によって支援の程度も変わってくる、ということを知ってもらいたい」と話されました。

 

講義の様子

 

また、親子で掛け合う「本音トーク」では、息の合った二人の親子漫才を、学生たちは笑い声を上げながら聴いていました。

 

講義の様子

 

総一郎さんは赤ちゃんの頃からたくさんの音楽を聴き、少年合唱団も経験されており、とても歌が上手です。

ギターの弾き語りの披露や、総一郎さんのギターと真実さんの鍵盤ハーモニカの演奏に合わせて学生たちと合唱も行い、教室は温かな雰囲気に包まれました。

 

講義の様子

 

学生たちにとって、楽しく学びの深まる時となりました。

 

 

  • 学生の感想

「ただ話しかけるだけでなく、目線、仕草、表情全てを使って相手に寄り添うように話しかけ、波長を合わせることが本当のコミュニケーションだということを学びました」

「チャレンジすることに億劫になりがちですが、真実さんの姿を見て勇気をいただきました。今後、チャレンジ精神や、人を想う心を忘れず、多くの方と接していきたいと思います」

「総一郎さんの街中で起こった困りごとについての話を聞いて、もし今後同じように困っている人に遭遇した際には、必ず声をかけたいと思いました」

「『私にできることはありませんか?』の一言で安心感をもってもらえると話があり、これからは勇気を出して声を出していきたいと思いました」

 

講義の様子

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