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学科トピックス

『岡山県北犯罪被害者支援フォーラム』で犯罪被害者支援のあり方について考える

2020年02月25日 社会福祉学科

2月18日(火曜)、社会福祉学科 犯罪被害者支援研究室(新谷研究室)が、「あなたの身近にあるDVの実態とDV被害者の支援」〜身近な人を地域で支え合う関係づくり〜と題して、『岡山県北犯罪被害者支援フォーラム』を開催しました。

学生開催に向けて挨拶する様子

今年で2回目の開催となり、津山市をはじめ岡山県北の自治体職員、警察、地域包括センターなどの関係機関の職員、社会福祉学科の学生、合わせて31人が参加し、講演と意見交換を通して、「犯罪被害者支援のあり方」について考えました。

第一部では、『DVから逃れられない心理を理解する』と題して、公益社団法人被害者サポートセンターおかやま(VSCO)の片山 文氏が、DV被害者の心理や行動、ケア方法などについて講演しました。

講師が話をする様子

片山氏は、「DVの中には性暴力も含まれており、非常に人に相談しにくい問題である。また、DVとは“パワー”と“コントロール”による支配であり、ケンカとDVの違いはそれが何方か一方通行に行われた場合に起こるものである。」と述べました。
また、DVには「デジタル暴力」という種類があり、SNSで動画を上げるなどの“リベンジポルノ”もそれに該当すると、現代社会ならではの問題も指摘しました。
さらに、「トラウマを持つ人は、DVから逃れたとしても心に傷を負っている。そのままにしておくと自暴自棄などにつながる恐れがあるので適切なケアが大切である。」と強調しました。

第2部では、「事例を基に、DV被害者への支援を行うにあたっての不安や課題」「地域でどのような支え合いを行なっていけばよいか」をテーマに、ワークショップを行いました。
学生たちが進行役を務める中、様々な職種の参加者が意見を出し合い、講師の片山氏がアドバイスをしました。

グループワークを行う学生の様子
グループワークを行う学生の様子

犯罪被害者支援研究室の代表、花房 絵理香さん(社会福祉学科3年/岡山県林野高出身)は、「今回は、DVの実態と支援について知り、地域で支え合うための支援の在り方について考えるきっかけを作りたいと思い開催いたしました。被害に遭われた方やその家族を地域で支えていく為の第一歩として有意義な時間になりました。」と感想を述べました。

3.すべての人に健康と福祉を

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