知的障がいのある人への津山観光ガイドを社会福祉学科の学生が発行しました
2018年03月23日 社会福祉学科
社会福祉学科の4年生3名が、知的障がいのある人への津山観光ガイドを発行しました。
知的障がいのある人にとって、津山市はお城や汽車等、観光地として魅力のあるものがたくさんあります。しかし、知的障がいのある人にとって分かりやすい観光ガイドはあまり見られません。そこで、知的障がいの特性を考慮し、津山市を1日で楽しめる観光地を紹介したガイドを作成しました。
[左から]
糸川 菜月さん(島根県三刀屋高校出身)
石川 絵里さん(愛媛県川之江高校出身)
岡村 佳歩さん(高知県宿毛工業高校出身)
ガイドは、同学科「特別演習Ⅲ」の授業の一環として企画したもので、おすすめの観光スポットに足を運んで調査し、4か月かけて冊子にまとめました。A5サイズ8ページで、「津山まなびの鉄道館」「津山城(鶴山公園)」「つやま自然のふしぎ館」などの観光スポットや、津山ホルモンうどんなどのグルメ情報を紹介しています。
知的障がいのある人が観光しやすいよう、冊子内の全ての漢字に読み仮名をふったり、絵や写真を多く用いています。その他にも、津山駅から徒歩で行くことができる観光地をピックアップするなど、工夫を凝らしています。
津山観光ガイドを津山市に贈呈
3月16日、津山市役所で贈呈式を行い、作成したガイドを高務雅彦津山市産業経済部長と津山市産業経済部観光振興課の職員の方に手渡しました。
ガイドを作成した3名はみな県外出身者です。贈呈式内で行われた懇談で学生は「4年間津山で過ごし、津山のことが大好きになりました。学んだことを活かして、大好きな津山をもっとたくさんの人に知ってもらえたらいいですね」とお話ししていました。
ガイドは津山市に贈呈するほか、市外の支援事業所や岡山県知的障害者福祉協会でなどで配布する予定です。