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市内の親子が本学で工作や福祉などを学ぶ「こども美作大学」を開催しました

10月14日と21日、市内の親子が本学の教授陣や学生から工作や福祉などを学ぶ「こども美作大学」が開催されました。7日に行われた料理の講座と合わせ、計3回の講座で、参加者が地元の大学の“学生体験”をしました。

 

親子でポップアップカード作り

10月14日は、児童学科の森本太郎教授の指導の下、9組23名の親子が、動物やキャラクターが立体的に浮かび上がるポップアップカードを作りました。

はじめに、森本教授が飛び出す仕掛け作りについて説明し、その後、参加者はハサミを使って台紙に切れ込みを入れたり、色画用紙やリボンを張り付けたりして、思い思いに制作にあたりました。

写真:カラフルな台紙に色画用紙を貼る児童

 

児童学科の学生4名もスタッフとして参加し、飛び出す仕掛けの作り方を説明したり、カードが華やか見えるに色画用紙の使い方をアドバイスしたりして、参加者のサポートをしました。

写真:仕掛けの作り方を子どもたちにレクチャーする学生

約2時間をかけ、いよいよ完成です。クリスマスやハロウィンをテーマにした季節の行事にぴったりのものから、三匹の子ブタなどの童謡をテーマにしたものなど、素敵なポップアップカードが出来上がりました。

写真:完成したカードを持って微笑む親子

 

 

劇で障がいのある人について理解

10月21日は、障がいのある人への理解啓発活動をする美作福祉部隊リカイヒロメタインジャー(以下リカヒロ)の公演で、参加した親子が障がいや障がいのある人への理解を深めました。

 

はじめに、リカヒロが発達障がいの子どもの行動特性についてわかりやすく解説した劇を行いました。この日の主人公はauのCMでおなじみの三太郎です。寺子屋を舞台に、発達障がいの金ちゃん(金太郎)とクラスメートが関わりの中で起こるすれ違いを演じ、“ひとりひとりの違いを理解し合って尊重し合おう”というメッセージを伝えました。

 

写真:紙に書かれた文字を読む鬼ちゃんとそれを聞くクラスメート

 

写真:参加者の前でおどりを踊る大勢の学生

 

続いて、自閉症の特徴の一つとして、一つの事に集中して他のことに注意をむけることが難しくなる“シングルフォーカス”の疑似体験を行いました。目の前にペットボトルの器具をかざすことで、興味のあるものしか見ることのできない世界を体験しました。この他にも、軍手を使って折り紙を折ることで支援される側の気持ちを体験したり、ことばが通じない世界を体験して障がいのある人の感覚を心と身体で体感したりしました。

写真:シングルフォーカスの体験をする参加者

 

最後に

こども美作大学は、津山の魅力にふれる「つやま子ども未来塾」の一環として実施されるもので、全3回の講座がこれにて終了しました。参加くださった皆さま、美作大学の体験はいかがでしたか。また、大学にいらしてくださいね!

写真:花道を作って参加者を見送る学生たち

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