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「じ・ば・子のおうち支縁」で地域住民との交流会を開催しました

社会福祉学科の学生たちが居住して地域の人たちとふれ合う交流拠点施設「じ(じいちゃん)・ば(ばあちゃん)・子のおうち支縁」で10月1日に、地域住民との交流会を開催しました。「じ・ば・子のおうち支縁」は、学生がより地域に密着し、福祉やまちづくりの学習ができる交流拠点施設として、平成27年の11月に開設されたものです。独居高齢者の生活支援や空き家が大きな課題となっている城東地区において、学生4名が支縁に住みながら、「城東地区住民」の一人として、高齢者への支援や地域活動に取り組んでいます。

写真:立って挨拶する町内会長

この交流会は、「じ・ば・子のおうち支縁」の入居学生が企画したもので、今回が初めての開催です。支縁のおうちがある上之町3丁目のみなさんに呼びかけ、当日は5人の方が参加してくださいました。また大学からは鵜崎学長、長谷川副学長、社会福祉学科の小坂田学科長と堀川准教授が参加しました。

 

初めに学長、学科長、そして上之町3丁目町内会長の本多氏より挨拶をいただきました。続いて学生が「じ・ば・子のおうち支縁」のコンセプトとこれまでの活動をスライドで説明し、その後、地域の方と学生の共同スペースである「茶の間」の活動を堀川准教授が紹介しました。

写真:地域の方を前に自己紹介をする学生

その後、あらためて全員が自己紹介を行い、学生の出身地のお菓子が配られました。

学生たちはこれまでも町内会の会議や清掃活動、地区行事で顔は合わせていましたが、出身地や大学で勉強していること、サークル活動などについてあらためて地域の方にお話しする機会となり、さまざまな話題で盛り上がりました。

また、長谷川副学長が「4間(時間・空間・仲間・くつろげる間)」についてお話され、「じ・ば・子のおうち支縁」の活動が城東地区においてその役割を担っていくことの重要性を再認識しました。

写真:机を囲んで語らう12名の参加者

地域の方々からは「毎朝、いつも元気に、行ってきます、行ってらっしゃいと言葉を交わすだけで、私も元気になれる」「孫の成長を見ているようで楽しみ。若い人と日ごろから言葉を交わせてうれしい」「お年寄りばかりの地域だから若い人の力を借りられてうれしい、周りの町内会からうらやましがられている」など、学生が地域の一員となってからこれまでに感じたことをお話くださいました。

さらに、参加した地域の方から学生に「パソコンのことでちょっと教えてほしいことがあって…」と相談があり、交流会を通して新たなつながりも生まれそうでした。

 

学生からは、「アパート暮らしをしているときには体験できなかった『住民の一員』という自覚を持って過ごしている」「みなさんから気にかけていただき、また期待されていることがうれしい」という声もあり、地域だけでなく学生自身の考え方にも変化が現れていることを再確認できました。

また、交流会終了後には、「この交流会で地域の方のことを改めて知ることができ、もっと仲良くなりたいと思った」「社会福祉士を目指す私たちにとって、膝を交えてお話しできる交流会は、地域の方の生活を知る貴重な機会になった」と振り返り、さらに「『じ・ば・子のおうち支縁』を、地域の方がより気軽に集まれるような場所にして、地域のつながりを作っていきたい」と話し、学生の力で地域をより盛り上げていこうと意気込んでいました。

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