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社会福祉学科ゼミ~地域密着型の施設の取り組みを学ぶ~

2020年07月17日 社会福祉学科

7月10日(金曜)、大学社会福祉学科の武田英樹研究室3年ゼミ生4名が、広島県福山市にある「五本松の家」を視察し、地域に密着した「特別養護老人ホーム」と「地域向けのケアカフェ」の取り組みについて学んできました。

施設見学の様子

「五本松の家」は定員29名の地域密着型特別養護老人ホームです。
先日はNHKにおいても、施設の取り組みが紹介されるなど、地域に密着した施設として注目を集めています。
2018年から社会福祉学科卒業の上田紗也さん(島根県浜田高出身)が勤務しています。当日は休日にもかかわらず、後輩に会いに来てくれました。

【今回の視察行程】

14時-15時 施設長 田原久美子氏から「五本松の家の取り組み」について説明
15時-16時 施設見学
16時-17時30分 質疑応答

【学生の感想】

南條健太さん(岡山県立玉島高等学校)
今回五本松の家を見学させていただいて私が感じたことは、とても地域との繋がりがあり、地域に支えられた場所であるということです。小学生や中学生、地域の若者などといった多世代との交流を行い、そこから施設に興味をもってもらい、高齢者の方との繋がりを作っているのがとても新しいと感じました。さらに、新たな介護の人材を生み出す上でとても重要だと感じました。

メモを取る学生の様子

城間桃香さん(沖縄県立南風原高等学校出身)
五本松の家に実際に行ってみて、すごく地域と関わりが強くて異世代で交流ができる場が自然に作られているなと感じました。普段から、地域の活動に職員が参加したり、四季に応じたイベントなどをしたりすることで、様々な人や他機関とのネットワークができているのだと思いました。施設長の田原さんの「看取りの際に本人や家族がどうしたいか自己選択をしてもらい、その自己選択を尊重できるように心がけている」との言葉が印象的でした。

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東野亜結さん(愛媛県松山城南高等学校出身)
五本松の家に行ってみて、地域密着型の施設は他にもありますが、これほど地域に開けている施設は初めて見ました。また、自立支援にとても力を入れていると感じました。
例えば特殊浴槽の利用は極わずかでほとんどの方が一般浴槽を利用しており、そのためのお風呂場の工夫はすごいと感じました。
また、排泄については、夜間だけはおむつを使用しているという人を今まで実習などで何度も見てきましたが、夜間でもトイレで排泄するために、ちょっとした設備や工夫などで解決出来るのだと改めて感じました。

説明を真剣に聞く学生の様子

福本真由さん(鳥取県立鳥取東高等学校出身)
五本松の家を見学させていただき私が印象に残ったのは、在宅生活したくてもできないからこそ家と同じような生活を送れるよう本人と家族の意志を尊重してあげたいという施設の想いです。施設の設計や設備などひとつひとつにこだわっており、家族との面会も自由に行えます。なにより各職員が日頃からあいさつや行事参加など、地域との関わりを行う努力が地域住民の関心に繋がっていると知り、とても勉強になった1日でした。

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