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知的障がいのある人に防災の手助けを~「ぼうさいハンドブックたいむくん」完成~

2020年05月08日 社会福祉学科

薬師寺明子准教授ゼミ所属の社会福祉学科4年生5名(2019年度卒業生)が、「ぼうさいハンドブックたいむくん~つくろうわたしのタイムライン」を制作しました。
これは、知的障がいのある人が、災害時に取るべき行動を時系列にして記入し「マイ・タイムライン」を作ることができる“防災時ハンドブック”です。

製作したハンドブックを手に取って並んだ6人のメンバー写真
製作したメンバーで集合写真(4/20撮影)

2018年に起きた西日本豪雨での災害時にどう行動すればいいか分からず、知的障がいのある人が逃げ遅れたという現場の方からのお話を聴き、避難の手助けになるものを作りたいという思いで取り組んできました。

実際に地震や津波で被災した、宮城、千葉、兵庫県5か所の事業所に視察や聞き取り調査を行い、利用者や支援者から被災当時のことや、避難生活の様子、現在取り組んでいる準備や防災訓練などについてお話いただき、多くを学ぶことができました。

テーブルにハンドブックのページを並べて検討するメンバーの様子
たいむくん制作中の様子(2/25撮影)

ハンドブックには、自分のことや、緊急連絡先、防災リュックや被災時に気をつけること、避難所での過ごし方等が盛り込まれています。

そして、タイムラインは、「台風」「水害」「大地震」「津波」「火災」の五つの災害を取り上げ、災害ごとに発生前後の行動を自分と支援者・家族が、個々の状況や地域状況を考慮して記入することができます。

さらに、裏面に大きく「SOS」とあり、困った時に周囲の人に助けを求められる工夫がされています。

机に並べられたハンドブックのページを検討する2人女性メンバーの様子
たいむくん制作中の様子(2/25撮影)

ハンドブックはカラーA4判37ページにまとめており、岡山県知的障害者福祉協会を通じて知的障害のある方に配布する予定です。また、配布後は大学HPにもアップします。

ハンドブックの表紙写真たいむくん制作中の様子(2/25撮影)

制作した学生よりコメント

「自分専用のハンドブックにできるよう色々な工夫をしました。家族や周囲の人たちが一緒になって完成させて、みんなで知的障がいのある人の防災について考えてもらいたいです。」

この取り組みは、山陽新聞(3/17)、津山朝日新聞(3/24)、毎日新聞(4/3)に取り上げられ、4月21日(火曜)にはRSKラジオ番組「おかやまニュースの時間」に薬師寺先生が電話出演しました。

電話出演の様子

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