特別授業~人生の最期にどう在りたいか。もしバナゲームで学ぶ!~
2019年11月13日 社会福祉学科
11月6日(水曜)、"もしバナマイスター"の石橋美穂先生による特別講義「もしバナゲームを通して学ぶ!人生の最期にどう在りたいか」を開講し、社会福祉学科の学生が受講しました。
近年、ACP(Advance Care Planning)が医療介護の現場で重要視されています。厚生労働省ではACPの愛称を「人生会議」と名付け、認知度の向上を図っていくとしています。
ACPとは、人生の最終段階における医療・ケアについて、本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組みをいいます。
もしバナゲームは、「もしものための話し合い」=「もしバナ」として、病を患う前の早い段階から、もしバナの機会を持てるように、難しい話題をカードゲーム方式で話しやすくしたものです。
講師の石橋先生からは「みんなワイワイキャッキャ楽しくゲームできてよかった」「美作大学の学生さんは明るくてちゃんと挨拶もできて、心地よかった」との感想をいただきました。
【学生の感想】
・人生の最期に対する価値観とグループメンバーの価値観との間に違いがあり、とても興味深いものとなった。
・ACPは他人事ではなく、自分や自分の家族にとっても大切なことだと思うので、これを機会に家族と一緒に考えていきたいと感じた。
・他の人の残したカードを見て、何を捨てて何を選ぶかの判断基準などが参考になった。とても楽しかった。
・考えると涙が出てきました。とってもいい時間を過ごすことができました。
・4人それぞれが選んだカードは違いましたが話を聞くとどれも納得でき、無意識のうちに他の人を受容できることに気づきました。
・自分の考えや望むことを考え、伝えることで自分の思いをはっきりさせることができました。
・今回のゲームを通して文字で考え、グループメンバーの価値観に触れて、自分の価値観を言語化し、価値観を広げることができました。いずれ訪れる「死」を準備し、後悔しないように生きようと思いました。