社会福祉学科武田ゼミ~貧困や格差問題を考えるツアー~
2019年08月01日 社会福祉学科
7月17日~7月19日の3日間にかけて、社会福祉学科武田ゼミによる釜ヶ崎を中心としたまち歩きツアーが行われました。本取り組みは今年で6年目となり、釜ヶ崎を中心にまちの様々な取り組みに触れること、まちの人たちとコミュニケーションを図ることで、地域が抱える貧困問題や人権問題の実態について理解を深めるとともに、問題解決に向けた地域の取り組みについて意見を交わすことが目的です。本視察日程は下記の通りです。
7月17日(水曜) ふらっとホーム東はりま(生活困窮者向けサロン)
NPO法人FREE HELP(ホームレス等支援団体)
フードバンクはりまの配達
7月18日(木曜) 水野阿修羅さんによる釜ヶ崎まち歩き
NPO法人こどもの里
はぎ食堂(こども食堂)
7月19日(金曜) NPO法人 愛逢(ホームホスピス)
社会福祉法人あかね アマルネスガーデン(特別養護老人ホーム)
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学生の感想
スタッフの方の話では、どのような思いでどういった仕組みでこの事業を行っているのかを知り、切れ目のない体制ができていることに驚きました。しかし、今回参加させていただいた「ふらっとホーム東はりま」が開催する集いは、ゆったりとしていて誰でも気軽に参加できる雰囲気の場所がそこにはあり素敵だと思いました。
池永綾汰さん(社会福祉学科3年/山口県大津緑洋高出身)
最初、「こどもの里」を訪れた時、映画「さとにきたらええやん」の中に入ったみたいで嬉しかったです。年齢の低い子どもから高い子どもがいて、遊ぶ子やお手伝いをする子と様々な動きをしていました。子どもたちの自由な動きを見て、「子どもの里」が子どもたちの日常生活に溶け込んでいると感じました。
仁木香里さん(社会福祉学科3年/岡山県津山東高出身)
「こども食堂」では、準備から片付けまで全般の手伝いに参加しました。子ども達も準備を手伝っており、自分よりもてきぱきと料理を手伝っているのを見て、もし一人になったとしても生きていける力を養っているように感じました。「こどもの里」や「こども食堂」は子どものために何かをしてあげるだけではなく、子どもが一人でも生きていけるように育てる場に見えました。
安藤海咲さん(社会福祉学科3年/岡山県津山東高出身)