「みんなで新聞をまわしよむことの可能性」を探ろう!~「日本語リテラシー」の講義で~
2019年05月08日 社会福祉学科
4月25日(木曜)、大学社会福祉学科1年生の「日本語リテラシー(担当:岸道康先生)」の講義で、受講している1,2年生の計29名が「まわしよみ新聞」を作成しました。
「まわしよみ新聞」とは、観光家/コモンズ・デザイナー/社会実験者など多彩な肩書を持つ陸奥賢(むつさとし)氏が考案した新聞を使ったコミュニケーション方法です。
近年ではNIE(Newspaper in Education)の一環として大学や高校で用いられる事も多く、この度、山陽新聞社NIE推進部の記者である大石哲也氏を講師にお招きし、本学で初めての「まわしよみ新聞」の実習を行いました。
学生たちは自身の観点で切り抜いた記事を討論し、オリジナルの壁新聞を作成するワークショップに挑戦しました。
5人ずつ6グループに分かれた学生たちは、普段あまり読みなれていない新聞に苦戦しつつも、社会福祉に関する記事や新元号の記事、スポーツ記事、新聞広告など注目する記事を切り抜き、それぞれの目線で紹介していました。
授業の最後には、ディスカッションが盛り上がった記事を中心に貼り合わせた壁新聞を作成し、「お坊さん新聞」「気になる新聞」など、それぞれのテーマに合わせた新聞タイトルを名づけました。
参加した仁木 拓実さん(社会福祉学科1年/岡山県津山高出身)の感想
「日頃新聞に触れない人が新聞に興味を持ついい機会だと思います。また、興味を持つ記事は人によって異なるので、新たな分野に興味を抱くことができました。社会福祉士は今後、変化が予測される制度や社会情勢に対応するため、時事問題に敏感である必要性もあり、これからも新聞を読みたいと思います。」
この授業で作成した壁新聞は、5月末頃まで100周年記念館1Fのコリドールで展示しています。