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福祉専門職としての『繋がり』を大切に~大学社会福祉学科が「美作大学社会福祉学会」を開催~

2019年02月14日 社会福祉学科

2月10日(日曜)、『美作大学社会福祉学会~卒業生・在校生交流セミナー~』を、美作学園100周年記念館5階 100周年ホールなどで開催しました。

 

写真:社会福祉学会の様子。シンポジウムの一コマ 写真:社会福祉学会の様子。シンポジウムの一コマ

 

『美作大学社会福祉学会』は、地域で活躍する先輩からの事例発表、分野別分科会などで情報交換を行い、会全体での交流を通じて、福祉の専門職としての繋がりやネットワークを築き、研修の場になることを目的に設立され、今年で11回目の開催となりました。

 

写真:社会福祉学会の様子。シンポジウムの一コマ。シンポジスト4名

 

139名(卒業生35名、在校生89名、その他関係者など)が参加する中、『災害支援と地域福祉-今、社会福祉専門職に求められていること-』と題して、社会福祉学科学科長小坂田稔教授がコーディネーターを務め、シンポジウムを実施しました。

 

写真:社会福祉学会の様子。シンポジウムの一コマ。コーディネーター

 

シンポジストに、西日本豪雨災害の支援活動を経験された劔持 美典さん(総社市社会福祉協議会)・赤澤 慶さん(障がい者相談支援事業所)・津田 由起子さん(高齢者小規模多機能ホーム)をお招きし、社会福祉学科4年 難波 美和さん(16期/高梁高出身)を交え、災害支援事例の紹介や活動を通じて感じたことなど、活発な意見交換が行われました。

 

写真:社会福祉学会の様子。シンポジウムの一コマ。シンポジストあかざわ市 写真:社会福祉学会の様子。シンポジウムの一コマ。シンポジストつだ氏

 

写真:社会福祉学会の様子。シンポジウムの一コマ。シンポジストけんもつ氏 写真:社会福祉学会の様子。シンポジウムの一コマ。シンポジスト在学生のなんばさん

 

シンポジストはそれぞれの立場から、災害時に求められる「地域住民のつながり」「多職種の連携」などは、普段の生活の中で構築しておくことができる・構築しておくべきことであると訴え、その「地域コミュニティ」の構築には、社会福祉士をはじめ社会福祉専門職の力が必要であることを伝えました。

 

写真:社会福祉学会の様子。シンポジウムを熱心に聴く卒業生

 

発災後の支援に必要な「面接力」や「ケアマネジメント力」、「繋がる力」、「理念の必要性」や「発災前、復旧時の地域福祉実践の重要性」について再確認しました。
 

写真:社会福祉学会の様子。シンポジウムを熱心に聴く卒業生 写真:社会福祉学会の様子。在学生も熱心に参加。

 

卒業生による「実践発表」では、松本 千佳さん(県立高校福祉科教員)・田中 美菜さん(医療ソーシャルワーカー)・川上 靖人さん(生活介護事業所職員)がそれぞれの立場での実践を発表しました。

その中で発表者の一人は、「さまざまな人の人生と関わる中で、『今ある環境が当たり前ではない』と感じることが多い。今を大切に、自分に何ができるか、何がしたいのか、何をすべきなのか、考えて、充実した学生生活を送ってほしい。」と在学生に向けて、メッセージを送りました。

 

写真:社会福祉学会の様子。実践発表の一コマ 写真:社会福祉学会の様子。実践発表の一コマ。実践発表者まつもと氏

 

写真:社会福祉学会の様子。実践発表の一コマ。実践発表者たなか氏 写真:社会福祉学会の様子。実践発表の一コマ

 

写真:社会福祉学会の様子。実践発表の一コマ。実践発表者かわかみ氏

 

分科会は「障がい者福祉」「高齢者福祉」「医療福祉」「地域福祉(社会福祉協議会・地域包括支援センター)」「教育」の分野別に実施され、在学生は興味がある分野・将来の進路を考えている分野の卒業生と交流や情報交換が活発に行われました。

 

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卒業生からは、自己紹介と共に現在の業務について説明がありました。学生からは、この分野の分科会に参加した動機等が語られ、互いに興味関心を分かち合いました。また、学生から仕事のやりがいや大変さについて質問があり、卒業生が、エピソードをもとに具体的な福祉現場の様子を伝えました。

そしてそのために学生時代にしておいたほうが良いこと等のアドバイスがありました。

 

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この学会は、卒業生にとって、福祉現場の仕事内容、やりがい、抱えている課題等を共有し、『大学で学んだこと』と『地域での福祉実践』を結びつける機会になっています。在校生にとっては、自分たちと同じ大学同じ学科を卒業した一番身近な福祉専門職である卒業生の活躍に触れ、たくさんの刺激を受けて、自分たちの可能性を感じ、今後の学びにつなげる会となっています。

 

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交流を通じて、卒業生は、在学生から学校生活、活動や取り組みについて聞くことで、自分たちの時代との違いや大学の現況について深く知ることができるよい時間となります。また在校生は、就職などに関する悩みなど同じ学科を卒業した先輩だからできる助言などを受けるなど有意義な時間を過ごしました。

 

写真:社会福祉学会の様子。参加できなかった卒業生からのメッセージを飾るボード

 

学科の名称変更をしながら、社会福祉学科(福祉環境デザイン学科→福祉のまちづくり学科→現在の社会福祉学科)の卒業生は、現在まで860人を数えます。地域で活躍できる人材の養成を目標に、多くの卒業生を輩出してきました。

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