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支援者の証である『オレンジリング』を腕に~大学社会福祉学科2年生が認知症サポーター養成講座を受講~

2019年01月25日 社会福祉学科

1月23日(水曜)、大学社会福祉学科2年生など45人が「加齢の理解」の授業内で、『認知症サポーター養成講座』を受講しました。

「加齢の理解」の授業の目標である「高齢者、特に認知症への心理的理解・身体的理解」と、「認知症サポーター養成講座」の目的である「認知症についての正しい理解」とが、重なりを持っているため、学生にとってさらに深い知識を得て、今後の学びに繋げることができると毎年実施しています。

 

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まず、津山市認知症の人と家族の会「おあしすの会」の会長 藤原和江さんから、認知症の人と家族介護者の実体験やそのときの心情、当事者と家族の会の役割などをお話いただき、その後、認知症サポーター養成講座を行いました。

 

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「認知症サポーター制度」やそのサポーターを養成する「認知症サポーター養成講座」は、認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)にも重要な政策として、「認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進」に位置づけられ、全国共通の取り組みとなっています。

 

津山市におけるこの養成講座は、津山市地域包括支援センター(津山市社会福祉協議会)が「認知症 ささえあえるまちづくり事業」として、実施しているもので、学内で実施する「サポーター養成講座」も、津山市社会福祉協議会から講師の派遣を受けて、実現しています。

 

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講師の津山市地域包括支援センターの古山 麻友さんと原田 恭子さんから、日頃の業務での経験も踏まえ、認知症の特徴や認知症の方の行動などについて、詳しく説明がありました。最近話題となっている「若年性認知症」についても触れ、学生たちはメモを取りながら、理解を進めていきました。

 

講師の古山さんは、社会福祉学科(当時福祉環境デザイン学科)の平成21年度の卒業生。社会福祉士として活躍しています。

 

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今回の講座には、管理栄養士取得のための高齢者福祉施設での実習での経験から、認知症についてさらに理解を深め、認知症高齢者への支援をさらに学びたいと申し出た食物学科の学生も出席しました。

 

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この「加齢の理解」は大学社会福祉学科2年生の開講科目で、発達の観点から「老化についての理解」、そして「老化に関する心理」や「身体機能の変化」などの特徴を学び、高齢者を様々な局面で支援できる知識と技能を身につける授業となっています。

心理面での特徴などを学ぶことから本学児童学科で「心理学概論」や大学院で「認知心理学特論」などを担当する妻藤真彦教授と高齢者福祉分野を専門とする社会福祉学科の堀川涼子教授が担当しています。

 

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